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テレビドラマについて語ってみる(ドラマ好きの独り言③)

ドラマについてよく書くことがあるなぁと我ながら思うのですが、あと少しお付き合いください。

面白いドラマの要素は、「脚本」「キャスティング」「登場人物の魅力」「演者の演技力」「音楽(劇中音楽、オープニング、エンディング)」「演出」だと思う、と前回書きました。

やはり肝心なのは脚本なのかなと。脚本を作るというのは凄いことです。シナリオがあるからこそ15分なり30分なり1時間なりのドラマができるわけで。
しかも連続ドラマなんてそれを繰り返し作り続けるんですから。

ただ、脚本がつまらないとかどうとかって安易に言っているのをSNSなどで見かけるけど、それが自分たちができるかと言うと難しいのが当然で、そこらへんは視聴者はもっと脚本を作っている人に敬意を払ってもいいのではないかなと思います。

とはいえ、例の「ちむどんどん」はいろんな意味で話題になっていましたが脚本の出来や質はどうだったのでしょうね。
あれはヒロインの物語というより4兄妹の物語に近い作りになっていたため、どうしてもなんでもかんでも詰め込まざるを得なくなった感が。
そのぶん、経緯や背景がはしょられたことでの唐突感、(推測ではあるが)大きな筋書きだけが決定していて、そこにとにかく乗っからせようとしたのか、そこから出てきた矛盾点。
そういったものが気になりすぎて、共感とか感動とか楽しさとか、そういう、心をプラスにゆさぶられることがなかったのが非常にもったい。

私はシナリオを作ることは出来ない素人ですが、そんな素人でもなんとなく「ちむどんどん」が高評価でなかった理由が、脚本=物語の設計にあったと言われているのはわかる気がします。

でも「#ちむどんどん反省会」の盛り上がりは意外と楽しかったです。ドラマに携わった方々は茶化されているようで複雑な気持ちになったかもしれませんが、注目を浴びたという点では良いことだと思えばいいでしょうし。

たとえ茶化しであろうと、そこにはリアルな感想=課題や問題点、改善すべき点がわんさと書き込まれているので、むしろそれらの意見を次に活かす、役立てることができるので、とてもいいSNS版ご意見箱だったと思えばありがたいことかもしれません。

ドラマの質を左右する要因はこのようにいくつかあり、なかでも脚本は重要なファクターなんだと思います。

その他の要因は先に書いた通りですが、さらに言うなら制作現場のムードも良ければ全体の士気があがって良い作品になるような印象もあります。(そんなことぐらい誰もがわかるよ、って言われそう!)

番組の公式ツイッターや公式インスタグラムを見ていても、番組自体が盛り上がっているかどうかはその公式さんの投稿ツイートやそれに寄せられるコメント数、コメント内容などを見ていても人気があるなどうかが分かります。

ドラマ公式ツイッターも、中の人のセンスがいいな、と思うものがいくつかありました。
SNSを駆使してPRしたり、ドラマをあらゆる方面から盛り立てていこうという地道な取り組みがのちに効果となって表れるのかもしれませんね。

単にドラマのストーリーを楽しむのもいいですが、ドラマを取り巻く諸々の工夫を自分なりに解釈してみるとさらに面白くなること間違いなしです。

このドラマネタまだ続くかも…
とりあえず今日はこれでおしまい。


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