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息子との話※起業をするということ

息子が住んでいる地域で、新聞に取り上げていただいたそうです。

「ひと」という欄は、私も長年憧れのコーナーで、30年近く活動をしていてもなかなか掲載していただけないところなんだけど、まさかの息子に先を越されるとは!(笑)

この反響は半端ないらしくて、それはそれは色々なところから連絡が入っているようです。

さて、我が息子くん、起業家のセンスは私よりあると思っていて、面白いので色々と見守っている最中ですが、本当に思った通りの流れで壁にぶつかり、乗り越えてまたステージアップするという繰り返し。

起業をしたばかりの当時の私を見ているようで、ほっとけない。

息子の悩みを聞いていると、いよいよ次のステージに入ってきたことを感じます。
最初のフェーズは、まずひたすらと自分の活動を知ってもらい協力者や仲間を増やす作業がメインになりますが、次のフェーズは自分のやりたい事を具体的に計画に落とし込む作業をしたり、土台を固めていく時期に入ります。

この時期と言うのは、周囲からの注目度も高くなるので、外の活動が活発になるし、期待も高まる一方で内部が崩れ始める時期でもあります。特に仲間だと思っていた人たちからの裏切りにあったり、プライベートでも色々とパートナーとの離縁があったりして、「失う」事も増えて来たりします。
この時期にはまず、足元をしっかりと見つめる。という行動がとても重要になります。
代表(起業家)と仲間(スタッフや従業員を含む)との見える世界や方向性がガラっと変わるのもこの時期なので、常に自分のしている事を仲間達と共有しながら一緒に前に進んでいくことも大事だし、もっと大事なのはそれまでに集まってきた仲間とは本音でもっとぶつかりながら、自分のやろうとしている事に共感してくれるかを確認する作業がとても重要になります。

この時期には大きなリセットが起きます。どういうことかと言うと、「仲間達が離れる」可能性も多いにある。という事です。
既に第1フェーズ(立ち上げ時)から徐々に、小さな歪み(ひずみ)は生じ始めているのですが、注目度が上がれば上がるほどそちらに意識が向いてしまい、その歪みに気づきにくくなります。そして、その歪が大きくなり始めた時、何かのきっかけで一気に崩壊へと向かっていくのです。

起業人生の中で、この時期が一番辛いです。私はこの時期にうつ病になりました。私に関わる全ての人や出来事が信じられなくなり、しまいには家から出る事もできなくなりました。

この時期の相談もとても多いのですが、アドバイスとしては、

1.メンター(伴走してくれる人)を数名見つけておく
2.強い心を持つ
3.可能な限り仲間達の意見を聞く

息子ももがきながら前進をしているようです。

日々、学びながら頑張って欲しいなあと思います。

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