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SUPER BUTTER DOG / 333号室 (1998)

SUPER BUTTER DOGの一番有名な曲といえば、サヨナラcolorだろう。竹中直人が曲にインスパイアされて映画を撮ってしまったり、様々なミュージシャンがカバーをしたり、忌野清志郎とコラボしてしまったり。それはもう、たくさんの人々の心を掴んだ名曲。

この曲を初めて聴いたときに、ああ、このバンドとはもうすぐサヨナラなのかも、と感じた。

2001年盤のサヨナラcolorのシングル(ミニアルバム)CDのカップリング曲は、下記だ。

コミュニケーション・ブレイクダンス
FUNKYウーロン茶(radio edit)
コード -LIVE at SHINJUKU LIQUID ROOM '00.12.02.-
マッケンLO -LIVE at SHINJUKU LIQUID ROOM '00.12.02-

コードはともかく、それまで、この頃のSUPER BUTTER DOGはこんなおちゃらけた歌詞のファンキーなめちゃくちゃ踊れる曲を連発していた。

柱が邪魔な渋谷クアトロ、床がぐわんぐわん揺れる新宿LIQUIDROOM、赤坂BLITZの「ただ恐LIVE」、日比谷野音のSWEET LOVE SHOWER、ON AIR EASTだったかノーナ&クラムボンとの対バン、RJFのレイクステージ……。

SUPER BUTTER DOGを知ってから、1年半ほどの間、どのライブでも踊りまくってた。夏でも冬でも替えのTシャツを持参して、跳んで跳ねて歌って踊って汗だくになるまで。

そんなライブで急に、永積さんがアコギに持ち替え、サヨナラcolorを歌いだしたら、こんな歌詞もメロディも、ど直球なフォークミュージックを奏で始めたら、そりゃあ何が起きたと度肝抜かれて、そして、彼らは次のステージに向かうんだろうなとわかってしまうよ。

アルバムで一番はじめにきいたのは、2ndの333号室。友人のおすすめで貸してもらって、すぐHello! Feed☆BackFREEWAYも聴いてライブに通い始める。

踊る人たちが大好きで、朝まで歌って踊る人でいたかった。




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