イソップ物語に「北風と太陽」という物語があります。

北風と太陽、どちらが旅人のコートを脱がすことが出来るか競い合った結果、北風がピューピューと吹きつけても旅人はコートをますます硬く閉めて脱がす、太陽が照りつけると旅人はコートが不要となり脱いだので、太陽の勝ちという話。

これを私たちアーティストの物販活動に置き換えてみたら、物販買って！買って！とプレッシャー与えるよりも、そんなことを全くしないで優しく接して財布の紐を緩めてもらうって事かな？

でも、後者だと財布の紐はなかなか弛まないのも事実。活動しているんだもの。売上が無いとただの趣味の範疇。ちゃんとCDやライブチケットなどの物販をしてもらいたいのは、北風だろうか太陽だろうが同じこと。

本音を言えば太陽でいたい。
ニコニコ優しく接しているだけでお客様がこちらが何にも言わずとも物販買ってくださる　そんな存在になりたい。その方が気分も良いし。

でも、お声かけをしたら立ち寄ってくださる、もっと言うとお声がけしないと立ち寄ってもらえないのも現実。だから皆んな、CDいかがですか？ライブのチケット買って行ってもらえませんか？とお声かけするのです。

だからね、お声がけせずとも物販に立ち寄ってお買い物して下さるお客様は本当にありがたいのです。

太陽商法で、沢山物販に並んでいただけるようなアーティストになりたいなと思うし、もっと言ったら、優しいからとか、声かけられたから、とかじゃなくて、ただその人のCDやグッズやライブチケットが欲しくてたまらない！と思ってもらえるようなアーティストになりたい。

昔、私がその人のライブをたまたま初めて聴いて、CD欲しい！と思って物販ブースに行ったのに置いてなくて、会場でもらったフライヤーの情報を元に次のライブを観に行って、以降ずっとどハマりしているアーティストさんのように。

そんな事をここ最近、グルグルと思っていました。
ちなみに、北風が悪者で、太陽が良い人みたいに描かれていますが、北風も太陽も目的は同じですからね、どっちが悪いと言う話では無いと思います。
方法論で、この場合はどっちが効果的か？と言うお話ですね。

ではまた！

大人の恋と人生を歌うシンガー・シンガーソングライター美夜古です。

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