野の医者は笑う読書感想文

人は信じることができればその対象はなんでもいい。他人を癒すことによって自らが癒されている。これって、新興宗教と同じだと思った。

人間はあらゆる宗教の虜であり、なにかしらの信仰がないと生きていけない、信じるということは生きる上でとても大切なことだと思った。盲信、行き過ぎているのは違うとも思う。客観視できる力も同時に大切なのだと思った。

癒すことにより癒されるのは、脳は自分と他人を区別できないというバグを利用した癒しなのかな?社会貢献してた方が幸福度高いと言われているけれど。だとしたら、私は自分を癒すことに集中しているけど、他人に向けるのもいいのではないかと思った。

積極的に癒しにいき、積極的に癒されにいく。なにか今までそれが良くないことだと思っていた節があった。良くないと思っていたのは、癒されたいという下心が透けて見えること。過剰な癒されたいという気持ちは相手を癒しはしないと思うから。
だけどこの本を読んで考えていたら、癒すことで癒されることは悪いことではないと思えた。今までよりも他人に少し優しくなれそうな気がした。

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