ミッション_ビジョンのテキストマイニング

スタートアップ50社のミッション・ビジョン・バリューをまとめてみた

創業当初は明文化せずともすり合っていた「会社の目指す方向性」や「大切にしている価値観」の認識が、組織拡大によって徐々にバラバラになっていく。そんな中で、経営理念を初めて策定するスタートアップは少なくありません。

今回は、そんなスタートアップの経営者や人事担当者が他社事例を一目で閲覧できるよう、今をときめくスタートアップ50社の経営理念をまとめてみました。もちろん他社の真似をするという類のものではありませんが、一つの参考材料としてご覧いただければと思います。

経営理念の枠組みは会社によってまちまちですが、今回は代表的なミッション・ビジョン・バリューの枠組みを用いました。それぞれの定義は一般的に上図のように定められます。

今回のまとめでは、日経新聞のNEXTユニコーン調査の2017年分2018年分に掲載されているスタートアップをはじめ、メルカリやラクスルなどここ数年で上場を果たしたスタートアップを抜粋し、計50社のミッション・ビジョン・バリューをGoogleドキュメントにまとめてみました。各社のコーポレートサイト、もしくはWantedlyなどの公開情報から拾いましたが、抜け漏れがあるかもしれません。予めご了承ください。

Googleドキュメントにアクセスするのが面倒な方のために、イメージだけ掴んでいただけるよう、一部分のスクショを下に貼っておきます。

まとめてみると、ミッション・ビジョンのうち、どちらか一方しかないスタートアップが数多く存在しました。また、ビジョンを「存在意義」のような定義で用いるケースもあり、枠組みはさまざまです。

そこで、ミッション・ビジョンについては明確な線引きをせずに、どのような言葉がよく使われているのかを調べてみました。テキストマイニングツールを用いて可視化した結果がこちらです。

ミッション・ビジョンでは「創る」「生みだす」「創造」といった新たなものをつくりだすというニュアンスの言葉が主に抽出されました。そのほかにも「世界中」「世界」「社会」といった影響範囲の言葉もよく使われているようです。

一方、バリューについては内容もさることながら、各社の個数も気になるところ。計算してみるとバリューの平均個数は4.95で、比率は次のようになりました。

3つが最も多く、続いて5つという、奇数が採用されるケースが多いようです。コンサルの方がよく「要点は3つにまとめなさい」と言いますが、社員に覚えてもらいやすい個数を意識するとそうなるのかもしれません。

また、日本を代表するスタートアップであるメルカリがバリューを3つと設定したため、それを参考にしたスタートアップも多いと思われます。スターフェスティバルのようにバリューが1つという会社もありました。

続いて、ミッション・ビジョンと同様にバリューについてもテキストマイニングツールを用いて可視化を行いました。

バリューでは「素早い」「focus」といった、スタートアップが大企業と比較したときに競争優位を生みやすい言葉が主に抽出されました。そのほかにも「team」「巻き込む」といったチームで仕事にむかうことを意識した言葉がよく使われているようです。

今回のまとめが、新たに経営理念をつくるスタートアップや、これから経営理念を改定するスタートアップの参考になれば幸いです。とはいえ経営理念とは本来オリジナリティ溢れるものかと思いますので、あくまでも参考までに。

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みやもとかずのり

FinTechスタートアップのウェルスナビで人事マネージャーをしています。現職に1人目の人事として入社し、約1年間は「ぼっち人事」として採用・育成・評価・労務など、人事領域全般を担当しました。その経験から「ぼっち人事/元ぼっち人事の会」を主宰しています。趣味は筋トレ。

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