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定年退職して4年目、仕事が楽しくなってきた!!

現在63歳です。60歳の定年を機に会社を退職しフリーランス(個人事業主)として活動を始めて3年3ヶ月が経ちました。
4年目に入った今、仕事が楽しくなってきたことを実感しています。今回のnoteではそのあたりを綴って見たいと思います。

「会社勤め」から、定年後「個人事業主」へのチェンジ

会社員としては新卒でメーカーに入社し、38年間務めました。途中、転職、転籍、出向などは無く、会社も倒産、吸収合併、社名変更など無く、入社時の社名と定年退職時の社名は同じでした。

昨今終身雇用制度が崩れつつあると言われ、転職も昔より一般的となり、副業・兼業、起業等働き方も多様化してきています。会社もたとえ大手といえどもいろいろとあります。そういう意味では、自分は良き時代を過ごさせてもらい、逃げ切ったかなと言えなくもありません。

ちなみに、会社では同世代のほとんどが再雇用で残る中、その道を選ばなかったのは、雇われない働き方もしてみたい、65歳以降も働ける道を作っておきたいといったことが主な理由でした。

詳しくは、noteの 「会社勤め」から、定年後「個人事業主」へのチェンジ(その1)、 (その2)、(その3)、(その4)に記してます。

今の仕事のこと

現在、地元の中小製造業を元気にするお手伝いをしています。
地元の中小製造業さんにお邪魔し、経営者や従業員の皆さんと一緒になって次のようなテーマを回しています。

・ものづくり現場の生産性向上
・業務効率化に向けた改善
・IT利活用推進
・販路開拓、営業力強化
・生産戦略、営業戦略の立案
・事業計画策定 など

企業さんの稼ぐ力をパワーアップさせ売上・利益拡大に結びつけるお手伝いです。

経営者とのやり取りは真剣ですが、緊張感の中にも何とも言えない充実感があります。特にこちらの提案がハマッタ時は\(^O^)/という気持ちです。そしてそれが企業の成果(案件獲得、生産性向上など)に結びつくと企業さんと一緒になって喜びます。
そして私は報酬が得られます。

会社員時代には、製品設計、生産準備、法人営業、商品企画、品質管理といった業務に携わりました。工場に21年間、営業に17年間おりました。本社務めは無く、ずっと現場でした。
「ものを造って売る」という製造業のプロセスを現場で実践できたことは貴重でした。

この経験やスキルを活かし、定年後は中小製造業を元気にするお手伝いをしたいと思い立ちました。退職直前に次のような志を立て、退職翌日からフリーランスとして活動を始めました。

特に、地元の企業を中心に関わりたい。
ものづくり中小企業は、地味ながらも各産業界のサプライチェーンの一翼を担っている存在。ここが元気になると関係者(経営者、従業員、取引先)が活性化され、地域が元気になる。ひいては日本の産業界の底上げにつなげることができると思う。

この志は今も変わらずです。

退職後の心境変化など

今でこそ”仕事が楽しくなってきた”とか言ってますがこのような状況になるまでに退職後丸3年掛かりました。

年金受給前であり生活費を稼がなければならない身にとっては精神的にしんどい思いをしました。

そのような状況が3年続きましたが、感謝したいのはかみさんです。再雇用で残らないことの同意を完全には得られないまま、半ば勝手に強引に退職してしまいました。一時険悪な状況にもなりました。

ただ会社を辞めてもう戻ることは出来ないとなってからは、耐えながらも暖かく??見守ってくれ、陰ながら応援📣してくれたと思います。生活面でも苦労を掛けました。

現在、子供は巣立って家にはかみさんと二人ですが、私が退職してからは仕事の話をたくさんするようになりました。
最近はこれが楽しい一時となっています。

仕事の広がり

中小製造業さんにお邪魔しての活動がメインですが、教える仕事も頂くようになりました。

ここ一年での教える仕事としては
・中小製造業向け現場改善のスクール(県産業振興財団主催)の講師
・国の研究機関(国立研究開発法人 本部:つくば市)職員の皆さま向けセミナー登壇
・商業高校の経営コース生徒さん向け講義 などです。

いずれも、ものづくり現場等での業務プロセスの改善や生産性向上に関する内容です。

中小製造業の現場にお伺いして直接お手伝いするものではありませんが、日本のものづくりを元気にすることに何かしらお役に立てるのではと思ってます。

仕事獲得経路・方法について

お仕事のご依頼、お声掛けのきっかけですが、つくづくご縁だと思うようになりました。フリーランスにとって集客、仕事獲得活動はとても重要ですが、退職前にイメージしていたのと実際は相当違うということをたくさん経験し学びました。
そしてそのやり方が漠然とわかってきたような気がしています。最近は仕事獲得活動自体を少し楽しめるようにもなってきました。
再現性のある方法や正攻法を見つけたという訳ではないのですが、何か行動しているとひょんなところからお話を頂けるという経験を幾度となくしました。

あのお仕事に結びついた最初のきっかけは、2年前にどこそこに顔を出したことだった、なんてこともあります。

そういったことを経験すると、退職後なかなか芽が出なかった3年間は、実は種まきの時期だったんだと思うようになりました。
そんな時期に陰ながら応援📣してくれたかみさんには本当感謝です。

今後のこと

志はそのままで、今後は企業数を徐々に増やしていきたいです。無理しないようにしながら。
中小製造業と言っても規模も、業種も、社歴も、社長も様々ですが、似たような課題を抱えていることが多いです。
そうすると共通して使える考え方や手法が結構あり効率良く対応することができます。
そして、こことここの企業を結びつけると面白いことが起こるかもというアイデアも浮かんだりします。
多くの企業さんを対応することで、より大きな成果を効率良く生み出すことが出来そうです。
そして微力ながら地元の活性化の一助になればな、な~んて思ってます。

それから、現在は個人事業主ですが、将来法人成りを目指します。かみさんも役員とし一緒にやります。本人も「何か面白そう」という気でいます。


定年退職して4年目、ようやく仕事が楽しくなってきたことを実感できるようになりました。
次の目標に向け更に楽しみながら進めていきたいと思ってます。

(おまけ)
元フジテレビの吉崎典子さんという方を取り上げた記事に、共感することがいっぱいあったのでご紹介します。
元フジテレビ・吉崎典子アナ“定年退職1か月前”60才でのフリー転身に「チャレジして本当によかった」 | マネーポストWEB (moneypost.jp)

”60才でのフリー転身に「チャレジして本当によかった」”
⇒タイトルがいいですね!!

”フジテレビが大好きで居心地もよかったのですが、そのまま居続けても同じことしかできないと思いました。新しいことをやるにはいまの年齢の方がいいと思い立ち、決断しました。”
⇒何となくわかるような気がします。

”若い頃に種をまき、現役時代に時間をかけて育てる。そして、60才からは実りの時期” ”それまでに培ったものが次々に実を結んでいくのが60才から”
⇒なるほどそうですね。

結びの言葉
”退職して新しいことにチャレンジして本当によかった”
⇒同じくです。

以上、最後までお読みいただき大変ありがとうございました。

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