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夢がかなったわけではありません−みやの森カフェのはじまり−

このたび、クラウドファンディングにチャレンジすることとなりました。活動を開始して9年。いろんな人が訪れて仲間となり、応援者となってくれました。私たちが目指すものは何かを問い直す時が来ました。この数か月話し合ったその答えは

「富山発!凸凹生かして生きていく!新たな文化のごちゃまぜ拠点を作りたい」

新たに生まれた「富山型シェアハウスliberoみやの森」を拠点にして、スタートしたいと思います。ぜひ、応援よろしくお願いいたします。


#みやの森カフェ
by えりこ(みやの森カフェ店主)

言葉を尽くして表現しようと思っていたのは20年ぐらい前。言葉を尽くせば尽くそうとするほど表現できないとわかって、書くのはしばらくお休みしていました。SNSでは発信しているけど、それは「報告」のみ。そして今、いろんな人が周りにいて、いろんな風が吹いてきて、伝えたいなあという思いが再び生まれてきたように思います。やわやわ、心と言葉に問いかけながら書いていきたいと思います。
人生の半分以上が2,3年おきの引っ越しで故郷を持たない私が富山に住んで20年。「最期まで富山にいよう」と2014年に小さな終のすみかと小さなcaféを作りました。「夢を叶えたんですね」とよく言われますが、実は必死の老後対策。夫の両親と私の父は当時90歳になりかかっていました。介護どうする?自分と夫の老後どうなる?一人で抱えたら倒れてしまう…そうだ、仲間を作ろう!自分からはなかなか外に飛び込んでいけないけど、caféに来てくれる人たちと仲間になれば良い。まあ、caféがうまくいかなかったら、家の離れにしても良いし。

夫の両親は千葉在住。長女は兵庫、次女は長野。夫はそのとき単身赴任で東京。バラバラ家族で私が富山と決心したのは、今考えると私の大きなわがままだったと思います。でも、わがままを通した結果、富山の大きな家の建築費より安く(と思います)私の居場所ができました。

当時、夫は??だったと思いますが、私の決意が固かったので最後は諦めてくれました。もう一つありがたかったのは、これを一緒にやってくれる相棒がいたこと。水野カオルさん。私より9歳年下。

カオルさんは身体も頭も良く動く。私はどちらかというと動きたくないタイプ。凸凹がうまくかみ合っている感じがします。共通点は、姉妹に障害があるということ。水野さんはお姉さんが重い障害を持っていました(数年前亡くなりました)。私は妹が軽度の脳性麻痺です。なんと水野さんのお姉さんと私の妹は同じ年。夫と水野さんの誕生日が同じ…まあ、単なる偶然と言えば偶然ですが。

二人で小さな社団法人を作って2014年7月にスタートしました。スタートと同時に、精密検査に引っかかり、私の肺がん発覚。もともと心配性の私ですが、なんせ、caféをすると決めてしまったものだから、何があろうとストップできず、逆に良かったのかも。次の年の4月に手術するまで、無我夢中で働きました。

手術後も、皆、遠慮せず来る。カフェやっていなくても来る…

心配事があっても動く方が性に合っているのかもと思っています。


「富山型シェアハウスliberoみやの森クラウドファンディング 近日公開予定!」

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