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風俗講習の罠その二十四

昨日の続きです。


みや 「そうだなあ。誰かが訴える事になったら奴等は逃げられない。警察に逮捕されて少年院に送り込まれします。」

のり 「終わりよね。少年院なんかぁに入ったら全て終わりよね。」

みや 「少年院に入ったら、より自由が制限される。制限されるって事は我慢するって事だよね。我慢に我慢を重ねる恐怖が奴等にはまた訪れるって事だね。」

のり 「ある意味かわいそうよね。そんな若い時から我慢の人生なんて悲しいだけよね。」

みや 「そうだね。悲しいよね。寂しいよね。でも、奴等も若い。若さにはパワーがある。そのパワーを使って、なんとか、少年院という制限された暮らしを乗り越える事ができるかもしれない?」

のり 「若さよね。若いからなんとかなるよね?」

みや 「そうだね。そして大人達に言われるよね。その若さ武器にすれば人生はやり直しができる。社会は甘くはないけども乗り切れは必ず明るい未来がある等と言われて希望をもって少年院を出所するであろう。」

のり 「でも、社会は本当に甘くない。」

みや 「実際に出所してみて分かるであろうか、世間は本当に冷たい。確かに少年院出でも雇ってくれる一見優しい社長さんもいるにはいる。でも少年院出って事だけで周りの社員からは冷たい目で見られてしまう。本当は社長も奴等の為を思って雇っている訳ではない。良い人を演じて世間亭の評判を上げてるだけ。他の社員からの批判的な意見や等あり、世間からも批判されれば、メリットが無いと思い奴等を簡単に捨る。」

のり 「現実は厳しいよね。少年院を出たら出たでたいへんだよね。」

みや 「結局、奴等の生きる道は社会にない。自分自身で商売を始める発想も勇気もない。そもそも、我慢して恐怖している奴等には誰かの下で生きる発想しかもっていないからね。まぁ。最終的には奴等は暴力団事務所に入るしかないよね?」

のり 「奴等みたいな人が暴力団になるんだね。」

みや 「暴力団の幹部の人は言葉巧みに、お前に期待している、将来の幹部候補だ等、奴等に夢を与えてやる。しかし幹部は奴等を飼い犬としか思っていない。使うだけ使っていらなくなったら捨てるだけ。いいように利用されているだけなのにね。まぁ、昭和の頃のような力は今の暴力団にはないけども、本質的には同じだからね。奴等は犯罪に使われて人生の半分を刑務所で暮らす事になる。最終的には殺すか殺されるかで人生は終わる。俺の人生は我慢ばりでつまらなかったと思い恐怖で苦しんで終わるだけ。まぁ。そういう人生が好きならばやればいいんじゃないって思うから否定も肯定もしないけどもね。」

のり 「みやちゃん語るね。みやちゃん語るのはいいんだけども、仕事行くんじゃないの?」

みや 「あっ、そうだあ!!!ヤバイ早く行かないと。」

のり 「もーう、みやちゃん。」

みや 「のりちゃん、また会おう!!そうだな、1ヶ月後かなぁ?それまで、ゆっくりと考えてね。そう、今日はシフト入っているの?」

のり 「入ってはいるけども、指名はないし、出勤してもお店がフリーの客すら入れてくれないから出ても意味ないしね。」

みや 「そうっか、でも。たまにはお客が付く事もあるんだよね。」

のり 「まーあ、ごくたまにはだけども。。。」

みや 「そのお客様にのりちゃんの原点に戻ってフリーセッ○○の精神で接客してみたらどうかな?」

のり 「でもね、今更ってあるし、そんな事よりも気分一新する為に新しいお店を探さないとね。」

みや 「確かに、それもあるけども、置かれた場所に花を咲かす。」

のり 「置かれた場所に花を咲かす?」

みや 「置かれた場所、今のお店でも花を咲かす事があるのではないかな? お店を変えても変えてもってお店に期待しないで自分自身を変えた方がいいかと、さっきは気分一新でお店を変えてみてはって言ったけども、お店が見つかるまでは現状で花を咲かす事を考えてみたらって感じ。。。」

のり 「そうよね。新しいお店を見つけるまで時間がかかるしね。とりあえず、今のお店で頑張ってみるよ。それと、みやちゃんも遊びに来てね!」

みや 「俺は出禁だからね。。」 

のり 「あっ、そっかー。それって私がお店に言ったからよ。もう解除するようにお店に頼んでおくよ。」

みや 「そうかい。だけど、一度出禁になると解除されないのが風俗業界だからね。」

のり 「大丈夫、私が必ずみやちゃんの出禁を解除するからね。」

みや 「それはありがたいけども、無理しいでね!」

のり 「みやちゃん。またね。また会おうね!!」

みや 「そうだね。また会おうね。さよなら。じゃあ行くよ!!」

のり 「みやちゃん!?危ないよ。信号赤だよ?!」

みや 「信号ってのは青の時にはこそが1番危ないんだ。青だからとか赤だとかで判断するから事故が起きるんだよ。世界でも車も来ていのに赤信号で止まり突っ立っているのは日本人だけだからね。今の日本人には自己判断能力がないんだよ。赤とか青ではなし、ましてや皆が皆が渡るから大丈夫とかいう事でもない。決めるのは考えるのは己なんだよね。それがないとコロナの時みたいに簡単に騙されてしまう、、、、」

のり 「みやちゃん!!また語るね。仕事大丈夫?」

みや 「また、語ってしまったね(笑) 仕事行かないとね。。。」

続く。。。。。

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