高級外車と事故したと一報を受けた父親は
スーツを2セット車に積んで
未明の高速をかっ飛ばして
病院に来てくれたそうです
↑意識無かったから知らない

友人もかっ飛ばして病院来たら
面会謝絶って貼っていて
会えなかったと聞きました

病名は
脳挫傷、外傷性くも膜下出血、頭蓋骨骨折、
頭部を7〜8センチ切っていて
一生モノの、おハゲちゃんが出来ました

手術適応ではないから
とにかく絶対安静と言われ

周りが心配してくれる中
当時の私は
顔を横に向けてテレビが見たいなあ
とか
タバコ吸いたいなあとか
トイレはいい加減
ベッドの上は嫌だとか…
またしても
喝を入れたくなる
お気楽ぶりでした

へこんだこともあったかな…
時間が経つと忘れてしまいますね

でも3人子供を産んで
子どもの入院など経験した今は
付き添いのしんどさを
身に染みて感じています

父親は
1年前に癌で亡くなったんですが
亡くなる直前にも
この事故の話で盛り上がり
感謝を伝えました

国家試験の合格発表も
ベッドの上で聞いたんでした。

入院生活は
友人が漫画や音楽を編集したカセットテープを持ってきてくれたり
寝ながら食べたカップ麺が美味しかったりしたんですが

入院が一ヶ月を過ぎると
一過性の顔面麻痺が出たりしたけど
車椅子に乗れるようになりました

季節は卒業シーズンから
入学シーズンになり
新人看護師も私の入院病棟に配属されていました

各部屋に新人看護師が挨拶に来てくれるのですが
その中に
同じ看護学校の同じクラスの子が居たんですね。
私はヤッホーぐらいの感じだったんですが

そこの婦長さん（当時は師長じゃなくて婦長さん）が
心配してくださって
連日私のベッドサイドに来て
話してくださるんです

今思うと
就職の遅れた看護学生に寄り添って下さった
素敵過ぎる婦長さんなんですが

当時の私は
いっつもドラマの途中で来るやん…
なんて失礼極まりなかったことも
思い出しました…