トマトの価値=自分の価値?

はじめに

「あなたは社会に出てどんな価値提供をしたいですか?」

価値って言葉、便利だしよく使いますよね。なんかそれらしく聞こえるし。でも実際価値ってどんなものか説明しろって言われても難しいです。

例えばトマトの価値って何ですか?って聞かれても答えは人それぞれで、好きな人にとってはその価値はきいし、苦手な人にとってはその価値はさいですよね。なので一概にトマトの価値が大きいのか小さいのか、言うことは簡単ではありませ
ん。

価値を考えた時に、一番わかりやすいのはお金です。


トマト1個の価値をお金で表すと120円くらいになります。これは貨幣社会に生きる人全員に共通の価値ですよね。美術品だって作品が持つ歴史や貴重さを膨大なお金で査定することでその価値の高さを分かりやすく表しています。

でもビジネスにおいてお金を稼ぐのは当たり前ですよね。なので特に就活において「どういう価値提供をしたいか」って考えるのはとっても難しいです。とはいっても就活をするにあたって大きな軸になる部分ですから、そこを無視して進めることはできません。わたしが企業とのカジュアル面談でこの問いをぶつけられたとき、中々うまく言葉が出てきませんでした。いち学生ができることなんてたかが知れていますし、自分が将来なにをしたいのか、想像できなかったからです。



なので今回はわたしが苦しめられた「価値提供」についてお話したいと思います。
自己分析に手を焼いている方の参考になれば幸いです、、、。

自己紹介

大学:私立大学 文系
バイト:アクセサリー販売、塾講師
intee利用時期:大学3年12月~4年の6月まで

改めまして24卒のみやです。
大学では哲学分野で生命倫理を専攻、ジェンダー研究を副専攻しています。
2023年4月に内定をいただき、内定者懇親会を経て6月に内定承諾をしました。

私は就活に対する暗いイメージをもっていました。就活において企業と志望者がまったく対等ではないからです。学業とアルバイトとサークルだけでも忙しいのに、さらに説明会・面接・インターンをするなんてマルチタスクを自分にはできそうにもない、と諦め半分で就活をスタートしました。

大学3年生の夏にリクナビのオンライン説明会に初めて参加しました。しかし、どうも企業→学生の一方通行な構造に耐えられず、そこから12月になるまで就活はしていませんでした。そんなわたしを見かねて友人が紹介してくれたのがinteeでした。inteeの使い方は他の利用者の方が詳しくまとめてくれているので、私からは割愛します。

自己分析や面接を重ねていくにつれ、私の中で引っかかったのが価値という言葉です。元来、字義を考えるのがとても好きな質なのですが、実際に考えてみたらなんてわかりづらい言葉なんだ、と慄きました。そもそも問いを立てる側がどういった意味で使っているのか明確に提示してもらわないことにはこちらも正確な回答はできません。就活では「面接官が望んでいることを読みとって答える」ことが技術として要求されることもありますが、こういった包括的な概念を示す”価値”のような言葉には、精確な説明があってしかるべきであるし、自分自身も精確な説明ができるように予めじっくり考えておく必要があると私は考えているので、なおさら引っかかったところでした。

すこしややこしい話をしたところで、本題です。

最終的に私は、どんな価値提供をしたいか、を以下のように言い換えるに至りました。

価値提供したいことは、自分がやりたいこと

自分がやりたいことは、自分が誰かにやってほしいこと

企業の価値提供の先にいるのはお客さんですよね。一番身近なお客さんは自分自身です。つまり、「自分にとってどんなことに需要があるのか」、を考えるのが第一歩になります。


私の場合、あらゆるジャンル(アニメ、漫画、ゲーム、KPOP、ハロプロ、ファッションなどなど)のオタクなので、推したちのお客さんという立場です。なにかのオタクをしている方にはかなりの確率で共感していただけると思うのですが、「運営、なぜそんなグッズをだす?」「会場のキャパが小さすぎる!」「誰に対してマーケティングしたらこうなるんだ!?」ってときありませんか?私には何度もあります。情報収集が正確にされていないかもしれない、とマーケティングの重要さに気付いたのはこれがきっかけでした。

元来、人を横から支えるのが性にあっていたということもあり、コンサルティングに興味を持っていました。そして出会ったのが内定承諾した会社です。マーケティングとコンサルタントを行う会社なので、わたしが目指すようなファンの需要と供給を満たすことが出来ると考えたのです。

「会社でどのような価値提供をしたいか」
この問いの答えは
「自分が何をしてほしいか」
から出発して見つけました。

もちろんこれはあくまでもわたし個人のケースなので、そんな人もいるんだな、くらいの温度感で受け止めてくださいね。

皆さんの就職活動が悔いのないものになりますように。

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