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前職の最悪な女の話

前職で同僚だった女が、とにかく最悪だった。この女に業務の引継ぎをしたことが数回あるけど、とにかく引継ぎを真剣に受ける気がなくて、態度が最悪だった。

こいつが今までやってた業務の手持ちを0にしてから引継ぎするわけじゃなくて、当然それなりの手持ち業務を残してからやるわけだけど、こちらが引継ぎを持ちかけても「手持ちの別業務が忙しくて、今日は無理ですう」と言ってばかり。

「今日は無理です」「今日も無理です」「大丈夫になったら声をかけますう」と言い続けて、何日も待たせた挙句に「引継ぎ受けるの大丈夫になりました。で、その説明、何分ぐらいかかりますかあ?」と舐め切った態度。とても教えてもらう者の態度じゃない。

「自分はなけなしの時間を割いて、引継ぎを受けてやるんだ」という考えがありありと見える。
1週間ほども待たされて、こうやって「何分ぐらいかかりますかあ?」と、ごく短時間しか引継ぎは受けられないんだよという態度で来られる。僕が同じように自分の都合を言って、こいつに教える時間を後に延ばそうものなら、またこいつは仕事が入った・忙しいと言って、約1週間は引継ぎを受けられません・受けられませんと言うに決まっている。

こいつは「自分の時間は、約1週間のうちから数十分程度をのんびりと提供します。あんたは私に時間ができたら、すぐに引継ぎを始めてよね」という態度なわけだ。僕はこいつのために、何日も待たされた挙げ句に、自分は頼まれたら即座に引継ぎを始めてやり、こいつの時間を割かせないよう最短の時間で完璧に要領よくやれと求められていた。

それなりに提出期限を急がされる仕事を引継ぎたい時でも、こいつがこうやって「今日は引継ぎ受けるの無理ですう」と言うものだから、提出期限前に僕が代わりにその仕事を片付けてやったりして、一向に引継ぎが進まないというのも何度もあった。
こいつは「自分は引継ぎを受けてやる立場。引継ぎをする方は、引継ぎマニュアルもスケジュールも完璧に作った上で、教わる方の時間を最大限配慮して完璧にやってやらなければいけない」位に思っていた。

業務の引継ぎだけではなく、予定にない仕事が入り頼まれた時も、毎回「それ、明日で良いですかあ?」とばかり言っていた。定時の間際に大量の仕事を頼まれたとかなら分かるが、余裕を持って頼んでも「それ、明日で良いですかあ?」と言っていた。

こいつは、自分の頭の中で決めておいた予定が少しでもズラされるのが受け入れられない奴だった。だからこいつには、明日から着手でいいよという性質の仕事しか頼めなかった。

引継ぎについて今日は無理・今日は無理と言い続けるのも、「引継ぎがあるんだから、それに合わせて自分の時間をちょっと調整」ということすら全く考えないからだ。
自分の頭の中に、今日はこれとこの仕事をやるんだという固定した考えがあり、それを絶対にズラしたくないという我がままを貫いているだけ。

仕事なんて、完全に予定通りに進むはずがなくて、予定外のものが入ることなんて当然あるわけだが、こいつはそれをひたすら自分の都合で嫌った。

もちろんこいつが、能力的にも仕事ができるわけがない。Excelの関数なんか全然知らないし、別シートのセルの値を単純に参照する数式を入れることすらできなかった。経理だったけど、会計システムに単純にキーパンチャー程度の打ち込みをやるだけで、ろくに知識を身につけようともしていなかった。

上司に言いもしたけど、こういう無能女に甘い会社だから、解決はされなかった。もうこんな奴とは仕事したくない。


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