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「我とともに老いよ。最上のものはなお後に来る。」

 下は朝の連続ドラマ「花子とアン」の中で、ブラックバーン校長が秀和女学校の卒業生たちに贈った言葉である。

「Grow old along with me. The best is yet to be.

我とともに老いよ。最上のものはなお後に来る。

If some decades later, you look back on your time with us here, and you feel that these were the happiest days of your life, then I must say your education will have been a failure.

今から何十年後にあなたがたがこの学校生活を思い出し、あの時代が一番幸せだった、楽しかったと心の底から感じるのなら、私はこの学校の教育が失敗だったと言わなければなりません。

Life must improve as it takes its course. Your youth you spend in preparation. The best things are never in the past but in the future.

人生は進歩です。若い時代は準備の時であり、最上のものは過去にあるのではなく、将来にあります。

I hope you pursue life and hold onto you hope and dream until the very end of journey.

旅路の最後まで希望と理想をもち続け進んでいきますように。」

(「花子とアン」「さらば秀和女学校」)

 学校を終え、このような校長の訓話の意味を噛みしめることができる者たちはまだ幸せかもしれない。あらためて日本の学童たちにはこのブラックバーン先生の訓話の意味するところを理解してほしい。

 2018年12月18日付の「ニューヨーク・タイムズ」でデヴィッド・カークパトリック記者は、イエメンで戦闘に参加するスーダンの傭兵のうち20%が13歳から17歳の傭兵であると見積もった。

 過去も振り返ることができず、学校時代の楽しさも知らず、また未来に希望を託せない子供たちがイエメンなど紛争地では多数いることを国際社会は忘れてはならない。

昇仙峡 https://jp.zekkeijapan.com/spot/index/111/

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