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妙に力強い、最近の日本経済

 日本は意外と高成長だったようです。実感ありますか?私にはありません。4-6月期なので、もはや過去の話はありますが。

 確かに今でこそコロナ禍が再燃していますが、春頃は経済再開で旅行なども回復していました。マスクも無理して付けなくても良さそうな雰囲気でしたね。梅雨明けも早く、猛暑でマスクも無理に付けないほうが良い雰囲気でした。
 もはや全然マスクしていない欧州(ユーロ圏)も、4-6月はプラス成長だった模様です。

国別では欧州最大の経済大国ドイツが前期比横ばい、フランスは0.5%増だった。南欧はイタリアが1.0%増、スペインは1.1%増だった。ポルトガルは0.2%減。ラトビアは1.4%減と減速も目立った。

 とはいえドイツの成長率は横ばいです。データを見ると、厳密にはマイナス成長でした。米国は4-6月期まで、2四半期連続のマイナス成長です。

 まだ予想の段階ではありますが、日本の4-6月期の高成長は、主要先進国の中で突出していた可能性すらあります。
 さすがに7月以降は、日本もコロナ禍で失速するでしょう、と思いきや、日本企業の生産活動は夏場にかけて一段と活発化する見込みです。

同時に発表した製造工業生産予測調査では7月が3.8%上昇、8月は6.0%上昇を見込んでいる。

 猛暑で夏物需要が盛り上がっているのでしょうか。もしかしたら円安で、輸出企業が勢いを増している可能性もあります。
 いずれにせよ海外景気の停滞感が浮き彫りとなる中、今後は日本経済の意外な堅調ぶりが際立つことになるかもしれません。

お読みいただき有難うございました。 小難しい経済ニュースをより身近に感じて頂けるよう、これからも投稿してまいります。