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おカネの不安は尽きませんが、和らげることはできます

久しぶりにCOMEMOの「ご意見募集」に乗っかります。個人パーパスという言葉、初めて聞きました。

# あなたの個人パーパスは

「企業理念」の個人版という感じですかね。

資産運用に携わるリサーチの専門職として回答します。私の個人パーパスは、『資産運用の不安を和らげる』です。

株式や投資信託などの金融商品は、価格が日々変動します。分散投資だろうが長期投資だろうが、変動することに変わりはありません。 

相場が変動した結果、資産が増えれば嬉しいし、減れば悲しいでしょう。でも、値動きが激しければ、資産の増減に関わらず不安になります。

不安を完全に消すことはできません。しかし、不安を少しでも和らげることなら、私にもお役に立てるはずです。

過去の経験則では、金融商品の価格はおよそ10年に1度のペースで、激しく下落します。景気サイクルが存在する以上、それは避けられないのでしょう。そして下落した相場はいずれ回復します。その繰り返しです。

資産運用のプロに任せておけば下落を避けられる?そんなわけがありません。プロでも素人でも、相場全体が暴落する時には大抵やられます。誰だって、相場を持ち上げることはできません。

相場はなぜ動いたのか。動かないのはなぜか。動くとしたらどの程度か。その説明に納得してもらえば、投資家の不安は和らぐでしょう。その対価として、私は報酬をいただいているのだと理解しています。

もし相場が下落したら・・・「やはり下げた」「ようやく下げた」「いよいよ下げた」、そんな風に感じてもらえる投資家を少しでも増やすことが、私や私のような職業人のパーパスだと思っています。あ、もちろん相場が上昇した時も同じです。高い時ほど守りを意識してもらえたら嬉しいですね。




お読みいただき有難うございました。 小難しい経済ニュースをより身近に感じて頂けるよう、これからも投稿してまいります。