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87 小さな偶然

 今日はBOOKOFFに行ってきた。別に何か目的の物があって行ったわけではない。ただ最近溢れ出ているこのやる気をさらに増幅させるような何かに出会えればいいなと思った。

 一度本屋に行けば1時間は時間を潰せる。まず漫画コーナーにいき、次に小説、雑誌、エッセイ、自己啓発、その他の順番で周りる。その都度気になったタイトルがあれば読んだりするので軽くそれぐらいの時間は過ぎてしまう。

 改めて考えると数多ある本から、実際に手に取って買うまでの過程でタイトルは非常重要だと思った。まず「お、なんだこのタイトル」と我々消費者に思わせ手に取らせないことには、買うまで行くのは中々厳しいと思った。もちろん有名人や実績のある小説家の方々は別だが。

 だからみなさんタイトルは非常に拘わられていると思う。そのこだわりのタイトルを見るだけでも面白いし、秀逸だなと関心しながら周るのも好きなのだが。

 今回はタイトルじゃなく、本の表紙の色に目を取られて一冊の本を手に取った。それがこちらの本。

 調べたところビジネス書に当たるらしい。フィル•ナイト氏本人が書かれていてそれを和訳した本だ。

 私自身ナイキの存在はもちろん知っているが今はまだ特段好きなメーカーではないし、その成り立ちの歴史にほぼほぼ興味がなかった。上記でフィル•ナイト氏と知ってたかのように書いたが、この本に出会ってから初めてその存在を知った。ただ黒の表紙が珍しく手にとっただけに過ぎない。

 それなのに何故買うまでに至ったのかは、文の始りが好きな感じだったからだ。

「ネットの試し読みより抜粋」

 この文の物語が始まる感じ、そして「世界に自分しかいないよう感覚」この一文が僕の中で妙に引っかかった。またこんな感じの文の書き方をずっとしたいと思ってたのもあるかもしれない。

 あまり共感が得られないかもしれないが、とにかく心惹かれる物があり、読みたいと思って買うことにした。

 買ってから気づいたことがある。この本の著者、そしてナイキを創ったこの方の名前がフォル•ナイトだという事を。先ほどから何度も名前を上げてるので、なんでまたそこを強調するのって思うかもしれないが理由がある。

 それは先日僕が書いた「俺の名前は」という短編小説の主人公の名前が「ナイト」なのだ。(まだ書ききってないが。明日には書き切りたい。)これは、オールナイトニッポンから取った名前なのだが、この偶然が何か始まる予感が自分の中でしている。

 何を大袈裟なと思われるかもしれないが、中々奇跡だと僕は思ってます。笑。数日前に書いた物語の主人公の名前と。なんの目的もなく、なんとなく買った本の著者の名前が合うことなんて。なくないですか?笑。フィル•ナイト氏の存在も恥ずかしながら今日知りましたし。

 これは何かこの本を読めばまた一つ、人生が変わるんじゃないかとそれぐらい思ってます。これを読んで行動したらまた一つ何か偶然が生まれるのではないかと。どんだけ小さくても3つ重なればそれは運命だと思うんですよね。

 この小さな、でも奇跡的な偶然を逃したくないので、とりあえずしっかりこの本を読みたいと思います。

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