見出し画像

77 らしくない

  昨日あげた短編小説は、我ながら、らしくないお題で書いたと思う。このお題で書こうと思った理由は、人生で初めてサマーウォーズを見て影響を受けたから。ネットのAIにより狂わされそうになる世界を栄お婆ちゃんがここまで築いてきた人脈、黒電話一つで乗り切った姿に感動を覚え、人とのつながりや、今の時代だからこそアナログの愛おしさを感じたから。何かつくれないかと思って書いてみた。

 真っすぐすぎる文書になったが、オチは何パターンか考えていた。自分の人生の終わりを感じ最後に最愛の人のお墓の前で手紙を読んだことにするか。待たせすぎてしまったせいで、振られてしまい後悔の念を手紙に詰め込んだことにするのか。など複数パターン考えたが、作品の世界ぐらい幸せでいいだろうという思いが強すぎて真っすぐな文章になった。皆さんがみたら正直すぎる内容であんまりかもしれないが、私は昨日上げた短編小説は好きである。自分の作品を自分が一番自信持ちたい。でもまだまだ改善の余地はあるし、好きでありながらもっと成長していきたい。

 らしくないといえば、先日家を建てた友人の家でバーベキューをした。その友人は、同級生ながら、結婚もして、子供もいてなおかつ家まで建てている。かっこよすぎる友人だ。その日は、もう一つ別家族がきており、そこに子供が3人いて、友人の子と合わせて4人だった。年齢はみんな5歳未満の女の子だった。それでなにがらしくないかとうと、

可愛いと心の底から思えたことだ。そしてめちゃくちゃ触れ合ったこと。

 誤解を恐れずに書くとこれまでも何人かの子供を見てきている。その子たちに対しても口では可愛いと言っていたが、心底思えていなかったところがあった。別に子供が嫌いという訳ではないのだが。でもそれが今回は違った。女の子だったからなのか。人懐こかったからなのか。もう笑顔が可愛く、めちゃくちゃ癒された。その日の帰り道で自分がそんな感情になれたことに驚いた。これは成長なのだろうか。どうなのだろう。未だになぜ初めてそんな感情になったのかは、わからないが、まあ絶対的に可愛かったから、それでいいかと自分のなかで落とし込んだ。

 その出来事もあって、結婚したいという欲が出てきたから、プロポーズを題に書いたのもある。普段ならあまり選ばないから。周りの人との交流で刺激を受け、新しい発想を得た。普段できない体験が経験になり、そしてそれがまた書く意欲を高めてくれる。

 だからこれからも「これは自分らしくないからやめとこう」ではなく、「自分らしくないからこそ一歩踏み出して行動していきたい。」


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?