カムカムエブリバディ終わってしまった。

朝ドラのカムカムエブリバディが最終回を迎えました。
母、娘、孫娘とヒロイン三代に渡る100年の物語。
朝ドラとしては、かなりチャレンジングでしたね。

また、随所で英語が出てきて字幕だったり、ドラマだからって、そのストーリー展開は無茶苦茶じゃないかな?と思うようなところがあったり、ラジオ英会話にまつわるって言ってるのにラジオ英会話が出てこない時期が長々と続いたり、チャレンジングな内容で、賛否両論あったようですが、とても面白かったと思います。

私は、録画して1、2週間分まとめて観るスタイルです。
なので、面白く無かったり、しんどい話しが続くと長い間たまってしまったりします。
カムカムエブリバディでも、初代ヒロイン安子の戦後の話や二代目ヒロインるいが結婚するかどうかといった所で多少しんどい話が続いたのですが、最後の1ヶ月ぐらいは展開が気になりすぎて毎日観ていました。

キャラクターについて

安子、るい、ひなた、3人のヒロイン、それぞれが違った魅力をもつキャラクター。
それを、上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんという演技派が演じたことで、更にその魅力が高まっていったと思います。

また、100年のストーリーの中で、以前、登場したキャラクターの子供や孫を同じ俳優が演じるというのも良かったです。
同じ俳優さんが演じることで、久々に懐かしい人に会えた喜びのようなモノを感じることができました。

良い所をあげるときりが無いのですが、私がカムカムエブリバディの一番の魅力だと思うのは、深津絵里さん演じる「るい」と、オダギリジョーさん演じる「錠一郎」の2人です。

中でも深津絵里さんの演技力は圧巻。
10代の女子から老人までを完璧に演じきった演技力には感動しました。

そして、オダギリジョーさんの演じる錠一郎も負けない魅力を持っていました。
錠一郎=オダギリジョーじゃ無いの?と言うぐらいはまり役と言うか、たぶん、錠一郎のモデルがオダギリジョーさんなんだろうと思いました。

2人の演じる、るいと錠の夫婦は、本当に雰囲気が良くて、こんな夫婦になりたいと思わせてくれました。

あと、私の大好きな俳優の松重豊さん!!
最初は、劇中の映画に出てくる名無しの斬られ役。
それきり、全然出ないので、え?!アレだけなの?と思っていたのですが。。。
その後、伴虚無蔵と言う役目がつき、じわじわと存在感を増し、ネットニュースでは、名言製造機と言われるぐらい名言を生み出した色物キャラクター。

伴虚無蔵を観るためにカムカムエブリバディを観ても良いぐらいの大好きなキャラクターです。(言いすぎ)

他にも出てきたどのキャラクターも魅力的で素晴らしかったのですが、風間俊介さん演じる弁護士のたまごの男性がちょい役で、その後全然出てこなかったのは、ファンとしては寂しい限りです。 

音楽について。

主題歌のAIさんが歌うアルデバランもストーリーにマッチしていて本当に良かったです。
また、劇中で出てくるストーリーの鍵となる「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」
言わずと知れた名曲ですが、劇中で世良公則さん演じるジャズ喫茶のマスターが歌ったのには痺れました。
流石、世良公則!って一人妙2転職上がって騒いでました。
あと、深津絵里さんが歌った時も良かったですね。

まとめ

3世代ヒロインの話しをギュッとまとめているので、駆け足になっている感が否めなかったり、いくら何でも無茶苦茶だわ、と思ってしまう展開があったりはしましたが、主人公だけでなく、主要なキャラクターのその後をきれいにまとめていったのは、素晴らしかったと思います。

小ネタも満載で、当時の朝ドラを観るシーンが入るのですが、自分が知っている朝ドラがでると少し嬉しくなったり懐かしさがありました。
他にも、およげたいやきくん、だんご三兄弟、ノストラダムスの大予言など当時の流行ネタもクスッと笑えて面白かったです。

最後に、すべてが巡り巡ってつながっているそんな最終回。
良かったです。
これまで、随所で泣かせてくれる感動のシーンがありましたが、最後は納まるところに納まる様な、ちょっとベタで、でも明日も頑張ろうと思える、ほっこりするラストシーンには、朝ドラらしさを感じました。

カムカムエブリバディ、良作です!

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