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「群れ」について。〜「Terminal Melody」を聴いて〜

私は当時のことはよく知らないのだけれど、「群れ」は当初批判を浴びた面もあったらしい。
「群れ」=ファン、か。確かにそう受け取れなくもないか?


私は「SAY YES」「YAH YAH YAH」などの曲と初期の「ひとり咲き」などの曲とのギャップでCHAGE and ASKAに惹かれ、同じく「SAY YES」などの明るい曲と「安息の日々」のような生きることへの葛藤を描かれた曲とのギャップでASKAさんに惹かれた。(ギャップ萌えか...?)

そう、「悩む人」としてのASKAさんに興味があった。
「群れ」にも「安息の日々」に通じる、道を進む術に迷う心情が感じられる。
それでも歩くことを辞めることはなく、続く道を模索し、再び歩いて行こうと決心する。
たとえ「手編みの橋」でも。


それにしてもご本人による、ブログでの楽曲解説は目からウロコの連続だ。

特に「天気はのんきだ」という一節、私は鬱屈した自分の心情とは裏腹に、空々しいまで晴れた空を見る時の虚しさだと解釈していた。
ただそれだと「背伸びはすんだ(プラス思考)」→「天気はのんきだ(マイナス思考)」になるので、頑張ろうと思ったら出鼻くじかれたみたいな感じだな、などと考えていた。

ASKAさんの解説を読んでいてそういうことだったのか!と。
「しけたマッチで俺を湿らすな」も攻撃的な意味ではなく決意表明の意味だったんだなぁと思った。

歌詞謎解きの旅はまだまだ続く...。



(日記より再掲)

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