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語学オタクのアラ還主婦のスマホひとつで海外旅行〜其の十一〜

こんにちは。ペーパーガイドのアート好きGerryです。

博物館も美術館も英訳するとmuseum。フランス語だとmusée。何かしらの価値があるものが展示されているという意味では両者は同じものという感覚なんでしょうか。

博物館や美術館、お好きですか?

餃子の街に住んでいた頃は、よく都内の博物館や美術館に行ってました。見たことないものが見られる、という点でこの二つの施設は知的好奇心を刺激し、満たしてくれる格好の場所でした。

ナショナルギャラリーとケンウッドハウスでフェルメールを見た後に向かったのが、英国が誇る「大英博物館」です。こちらも1日では回れないほどの規模なのですが、駆け足で見て回ってきました。

ロンドン🇬🇧倫敦🇬🇧London ~Episode5~


大英博物館1時間ツアー〜前半〜

大英博物館と聞いてまず思いつくのは、ロゼッタストーンにミイラ。
大英帝国がその力に物言わせて海外で集めまくった(ぶんどってきた?失礼!)貴重な品々がこれでもか、と所狭しと展示されている博物館です。

とうてい1日で全てを見て回ることは不可能です。ここにも通い詰めたいものです。あぁ、大英博物館の子になりたい。

午前中は美術館で時間を使ってしまったので、午後を使って効率よく大英博物館を堪能したいな、と考えていたらいいものがありました。

とても上質な紙でできています

ここ大英博物館も基本的には入場無料です。ですが、館内の案内地図は£2で販売されています(日本では入場料は有料ですが地図は無料なことが多いですね)。
これを入り口で手に入れて、見るものを考えようと思っていたら、最初のページに
Top 10
Objects to see in 1 hour at the British Museum

という嬉しい表記が。

これだけは押さえておきたい!

数え切れないほどの展示品から見たいものを自分で選び出すのはほとんど不可能だと思ったので、これに従って展示品を見ようと思いました。
まずは1階から。

<Ground floor>

Statue of Ramesses ll


言わずと知れたエジプトのファラオ、ラムセス2世です。紀元前1303年頃〜紀元前1213年頃の王様なんですが、よく壊れずに残ったものです。かなり大きな像でした。エジプト3大美女の1人、ネフェルタリの配偶者でもありました。
ちなみにエジプトの3大美女というのは「ネフェルティティ」「ネフェルタリ」「クレオパトラ」の3人だそうです。

ラムセス2世


Aztec turquoise mosaic serpent


ターコイズのモザイクで装飾されたアステカ族の胸飾りです。メキシコで発見されたもので、作られたのは1400年から1532年頃です。とても鮮やかなブルーグリーンなのですが、写真に撮ると美しさが半減しちゃいますね。私は蛇は苦手なのでこのようなものは胸に飾りたくはないです。なんだか重そうですし。

アステカ族の双頭の蛇の胸飾り


Gilded bronze figure of Tara, a Buddhist goddess from Sri Lanka


金メッキを施したタラ(仏教の女神)のブロンズ像。8世紀頃のもの。仏教の女神というものは日本ではちょっとピンと来ないのですが、インドやスリランカあたりでは珍しくありませんね。とってもグラマラスでセクシーな女神様です。今にも踊り出しそうです。

タラの像(ブロンズ、金メッキ)


Ancestral figure Hoa Hakananai'a, from Easter Island


いわゆるモアイ像のひとつです。1000年から1200年頃にイースター島で作られました。Hoa Hakananai'aとはlost, hidden or stolen friendという意味らしいです。そのせいかちょっと悲しそうな表情をしていますね。人気の像なのか、多くの人々に囲まれて写真を撮られまくっていました。

モアイ像


The David Vases from Yuan dynasty China


元王朝の時代に作られた祭壇を飾るために用いられたひと組の花瓶。取っ手が象の鼻になっており、不死鳥や竜、牡丹の花などが描かれた縁起の良さそうな花瓶です。
David vaseというのは、元の時代の青と白に彩色された、寺院で用いられるひと組の花瓶のことを指すそうです。なぜDavid?ワカリマセン・・・。

寺院の祭壇で使われる花瓶


Parthenon sculpture from ancient Greece


地図には古代ギリシャ時代のパルテノン神殿の馬の彫刻が掲載されていましたが、私が訪れた日は展示が休止中で見ることができませんでした。
定期的に展示物を入れ替えて調査や修復が行われているので、日によっては見られない展示物もあるんですよね。だからこそ、ここんちの子になりたいと思うのですよ・・・。

これでtop10のうち半分は見終わりました。計算上は30分しかかかっていないことになっていますが、何しろ方向音痴です。あっちへ行き、こっちに戻り、とウロウロしていたのでもっと時間がかかっています。

そういえば、地図を片手に歩いていたら、
"Uh…Excuse me. Wh..Where can… I get that… map?"
と声をかけられました。英語を母国語としていないヨーロッパかロシアの高校生くらいの男子でした。ものすごく頑張って英語で質問してるって感じでした。
”At the entrance over there. "
"Thank you very much."
"No problem. Ah wait! This is NOT free. OK?"
"Thank you!!!"
無事コミュニケーション成立。うん、お互い英語が話せてよかった。
大したことはしていないけれど、なんか嬉しかったなぁ。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。大英博物館1時間ツアーの後編もお楽しみに。

To be continued.















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