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なぜ働くのか -Why We Work -

人はなぜ働くのか
働くことによって、何を得ていくのか

この本が何を伝えたいのか

仕事の目的を理解して打ち込むことがモチベーション上昇、
強いては幸福度を上昇させる
年収よりもやりがいによって幸福度は比例していく
マニュアル化された仕事は、楽ではある
しかし、自分の裁量権がない仕事はやりがいを感じることが難しく
結果的に賃金のためにだけ働いていることになる
それはつまり、人生の半分以上を
”やりたくない仕事””つまらない仕事”
に費やすことになる

興味深かった事実

インセンティブによって起こる仕事へのモチベーションや倫理観の低下
・保育園での遅刻を防止させるために、違反金を施工したところ
- 遅刻をするのは倫理的に悪である
と考えていた人たちが、違反金を払うことにより、
- 延長料金による”サービス”を受けている
と思考するようになり、遅刻率は2倍に膨れ上がった。

友人に手伝いを頼む際に、お金の話をしなければ 
”手助け”として行ってくれる確率が50%に対して
”金銭の授与”が絡むことで、
その手伝いとその金額の釣り合いが取れているかを考え始めて、
断られる確率が増える


お金を払うことは、友人でもビジネスにおいても
倫理的、道徳的な価値観を狂わせる理由の1つになる


カーペット会社の社長が利益を犠牲にすることも厭わず、
製造工程を環境に配慮した仕組みに改革することにした。
業務内容は増え、利益は減少すると予想していたが、
実際には環境貢献という見えやすいモチベーションを得た社員たちの業務効率が上昇し、結果的に利益は変わりなく環境にも配慮した製品を販売することができた。

社会的貢献をしているという事実を感じやすい仕事環境は、
やりがいを生み出しやすい

この本から感じたこと

幸福度
毎日を幸せに生きていきたい
ということが私の目標なのであれば、
仕事に関するやりがいを見出すことは必要不可欠である

携帯のShopで働いていた際には、Shopの利益率のために付属品を販売するノルマが存在した。
これは、私の視点から言えば
”押し売り”
というイメージがあり、言葉巧みに購入させるのがストレスでもあった。
もちろん素敵な商品もあり、善意で販売することも多い。

”仕事をつまらなくするのも、楽しくするのも簡単”

著者の一言に考えさせられる。

思考の転換をすることで
付属品の販売=素敵な商品を紹介する=購入の機会を与える
例えば、ウィルスセキュリティーソフトは保険のようなもので、
実際にウィルスが侵入した際にはお客様に感謝されるだろう。

ある人にとっては、
ウィルス侵入の頻度を考えると価格に見合っていないと感じる人もいる

それはそれでいいじゃないか

ただ、ソフトを売ることで助かる人のことをより深く考えてみてはどうか

・ソフト制作会社の理念を伝える - 多くの人を犯罪から守る
・ソフト制作会社の社員の生活を支える - その人にも家族がいる
・実際に犯罪からソフトのおかげで守られた人


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