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お茶は飲むだけではもったいない。

西暦2022年5月18日(水)
旧暦卯月十八日
立夏
竹笋生(たけのこしょうず)

五月も終わりに近づいてきています。

気温が上がってきても、朝は相変わらず白湯から始めています。
朝一番に汲み置きの水を沸かして、暖かい白湯を冷ましながらいただくことで、
細胞が起き上がるのを感じます。

朝は、白湯ですが、お昼間はお茶や紅茶、コーヒーをいただきます、

先日、京都からの新茶も届きました。

お茶は飲むだけではなく、飲み終わった後の『茶ガラ』の有効活用をしない手はありません。

『公益財団法人 世界緑茶協会』(静岡県静岡市)
のホームページには、茶ガラの有効活用方法が、紹介されています。

『茶ガラ』の中には、
カテキン、ビタミン類、食物繊維、たんぱく質などの成分が含まれています。

カテキンは、
抗酸化作用、血圧・血糖・コレステロールの上昇抑制作用、抗菌・抗アレルギー・抗ウイルス作用、消臭作用などがあると言われています。

ビタミン類は、
ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンEが、などが含まれています。

食物繊維は、
便通を良くするのを助けてくれて、生活習慣病の予防・改善に役立ちます。

たんぱく質は
我々人間の身体を構成するために欠かせない栄養素の一つとなります。

色々な食物から摂取することもできますが、
これだけ豊富な有効成分が含まれた茶ガラを捨てるのは、少しもったいない気がします。

世界緑茶協会では、
『茶ガラ』を『そのまま使う』『乾燥させて使う』2種類に分けて、
活用法が紹介されています。

『茶ガラをそのまま使う』
そのつどの茶ガラを絞って冷蔵庫で保存して使用します。

●佃煮
茶ガラを油で炒め、醤油、砂糖、酒などの調味料を加えて煮詰めます。
お好みで、みりんを加えたり、胡麻や唐辛子をふりかけても良いでしょう。
(ちなみにマクロビでは佃煮作りにお砂糖は使いません)

●チャーハン
炒めご飯を作る時の『具』としてネギなどの代わりに使用します。

●かきあげ
こちらも、かき揚げを作るときの『具』として、青み野菜の代わりとして使用します。

●お部屋の掃除
湿った茶ガラを床(畳)の上にばらまき、ほうきで掃きます。
消臭、消毒作用もあるとされています。

『茶ガラを乾燥させて使う』
茶ガラをためておいて、乾燥させてから使用します。

●ふりかけ
乾燥茶したガラを細かく砕き、お好みでご飯、納豆、冷や奴、スパゲティーなどにふりかけていただきます。

●脱臭剤
乾燥した茶ガラを小さな穴の開いた容器に入れて、冷蔵庫や下駄箱の脱臭剤として使うことが出来ます。
また、茶ガラを薄い布(女性用のストッキングなど)で包んだものを靴やブーツに入れておくのも匂い取りになるようです。

●入浴剤
茶ガラをガーゼなどに包んでお風呂に入れると、入浴剤となります。
『緑茶風呂』は水虫、アトピー、湿疹など皮膚症状を和らげる効果があると言われており、
残り湯はふき掃除に使えます。

●茶まくら
乾燥した茶ガラがかなりたくさん必要となりますが、古くなったまくらの中身を茶ガラと入れ替えると、
お茶の香りが安眠を誘う、茶まくらとなります。

新茶の美味しい季節です。

お茶を飲むだけではなく、ぜひ有効活用してみてください。

参考
『公益財団法人 世界緑茶協会』(静岡県静岡市)ホームページ

https://www.o-cha.net/

今日も大地を踏み締めて。

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