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あれから12年

娘の卒業式でした。

本当は先週だったのですが、
体調を崩してしまい
学校のご厚意で
特別に卒業証書授与式を
していただきました。

娘は障がいがあります。

生まれてから
可愛がることよりも
死なせないようにすることに
必死だった日々。

「ない」ことばかりに
目を向けて
悲しくて、
そんな風にしか思えない自分が
情けなくて、しんどくて。

でも

娘は「ない」は、ないのかもしれない、と
最近思います。
これが私よ!って生き生きとしている。
人と人をつないで世の中にいる。
むしろ私よりも堂々と生きているような気がする。

ねぇもっと自分らしく生きたら?って。

本当にその通りですよ。
わかっているんですよ。

娘の周りには
いつもたくさんの人と笑顔がある。
先生からは、人をつなぐ天才、と言われています。
知らない先生同士がいたりすると、
間に入って「お話どうぞどうぞ(ニコニコ)」という
ジェスチャーをするのだそうです。
(娘は喋れません)
なんだか知らない者同士でも、
クスリと笑って話がはずむようになるのだそうです。
そんなことが何度もあったようで、
場を和ませることが得意らしい。

あと数年、学校への送迎は続きますが
小学部の一区切り。

卒業おめでとう。




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