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カーボンニュートラルは、なぜ注目されているのか

先日のヤング日経My CV Semiはニュースで見ない日は無い「カーボンニュートラル」をテーマにお届けしました。脱炭素がなぜ注目されているのか、日本で騒がれたキッカケは何か、私たちが出来ることなどをご紹介します。大学院博士課程のテーマはSDGs評価指標なので専門内のテーマです。 読むより聞きたい!という方は5月13日(木)の放送をどうぞ https://voicy.jp/channel/874/154409 今回は、なぜ「カーボンニュートラル」が重要なのかについてご紹介します!


カーボンニュートラルとは何か

カーボンニュートラルとは・・・
企業や家庭から出る二酸化炭素などの温暖化ガスの排出量を、植物などの自然、技術による吸収分が同じ程度になり、実質的な排出量をプラスマイナスゼロにしようという試みです。日経電子版でもカーボンニュートラルを検索すると、本当に数多くのニュースがヒットします。ニュースには炭素再生可能エネルギーなど環境に関する言葉が多く含まれていることにも注目です。

ここから3つご紹介していきます。①なぜカーボンニュートラルをめざしているのか ②日本で注目されたキッカケ ③私達にできること、です。

なぜ世界はカーボンニュートラルを目指しているのか

世界中で脱炭素社会を目指している理由は、地球温暖化にあります。地球の平均気温が上昇し続けているのはご存知の方も多いのではないでしょうか。
では、このまま上昇し続けると、どのようなことが起こるのでしょうか。気温の上昇は、異常気象や野生生物の絶滅危機深刻な食糧問題、大気汚染による健康被害や生態系の破壊による感染症の拡大などが考えられると言われています。
日本でもここ数年、台風や集中豪雨の発生が相次いでいること、これは地球温暖化に関係していると言われています。
日本だけでなく世界中の国や地域が「脱炭素」に向けて取り組んでいるのは温暖化による悪影響が現実に迫ってきているからです。


カーボンニュートラルが日本で注目されたきっかけ

2020年10月、菅総理の所信表明演説がきっかけです。このとき、2050年までに実質ゼロにすることを表明しました。また、4月下旬にアメリカ政府がオンラインで開催した気候変動サミットでも、菅総理が温暖化がそこを表現しました。この新しい目標をどのように達成するのか日本国内で注目が集まっています。

私達にできること

3つに分けて紹介していきます。
①毎日の行動編
とても当たり前のことを紹介します。
・冷房は温度を高く、暖房は温度を低くする・
部屋の照明を白熱電球からLEDに交換する
・車の運転をしない(電車やバス、自転車などを利用する)
・シャワーの時間を1分でも短くする
・お風呂の残り湯は洗濯に使用する
・家族全員が省エネを意識して生活する

②エネルギーそのものを変える
・エネルギー電力会社を100%再生可能エネルギーを供給する会社に切り替える
・車を買う、レンタルするときは、ハイブリッドや電気自動車など二酸化炭素の排出量が少ない車を選ぶ(ちなみに電気自動車やハイブリッドカーは環境に優しいだけではなく、ガソリン代の節約にもなりお財布にも優しいです)

③投資先を考える
ヤング日経リスナーさんの中には、投資をしている、これから投資を始めようという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでご提案です。脱炭素を意識して投資先を考えてみませんか。
米国テスラのように、環境や社会に向き合う企業が生き残り、大きなリターンを得られる時代になっています。菅総理が表明したことで、今後日本では脱炭素に向けた様々な政策が実施され、それに関連した企業は株価も影響しそうですね。
投資、脱炭素を重視してリターンと環境問題を考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回のMy CV Semi(マイシブゼミ)はカーボンニュートラルをテーマにお届けしました。ヤング日経の10秒ビジネス用語でもカーボンニュートラルに関わる言葉をご紹介しています。例えば、水素、洋上風量発電、EV販売、COPなど…ヤング日経Instagramにありますのでチェックしてみて下さい。

あなたの心がけている脱炭素活動、気軽にTwitterやコメントで教えて頂けたら嬉しいです。最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

大塚美幸Twitter https://twitter.com/myk_otsk

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