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「伝わるプレゼンテーション」の法則 ~導入編~

はじめに

オンラインが広まり、画面越しで(対面でも)話す機会が、むしろ増えたのでは?!特にオンラインでは「本当に伝わっているのかな」と不安になることありませんか? 学生時代国語の授業はありましたが「プレゼンテーション」や「コミュニケーション」なんてありませんでした。心構えも技術も、学んで身につければ一生公私に渡って自分を輝かせてくれる魔法のようなスキルです。もっと早く知っていたら「コミュ障」なんて流行り言葉使わなかったのに…これは研修を受けて下さった方からのリアルな感想です。 これを聞いてご自身にも心当たりがありますか? 前提として、ここでのプレゼンテーションは1対1、1対2・3名、10名程度の会議、朝礼、プライベートも含め誰かと話すことは全てを対象とします。 今回は対面でもオンラインでも「伝わる」をつくることが出来るプレゼンテーションの法則~導入編~と題してご紹介します。
<ミニ自己紹介> 私は4年前から講師として大学でプレゼンテーション、コミュニケーション、会社をおこす起業の講義や通年就活サポートを担当しています。また経営する人材育成企業では皆さんがご存知の東証一部上場企業の経営層へプレゼン研修、部下をもつ管理職へのコミュニケーション研修などを担当させて頂いています。 弊社自慢の局アナ出身の講師陣は、コロナの影響で高まったオンラインのプレゼンテーション・コミュニケーション研修に日々全力で向き合っています。 経験だけでなく大学でのアカデミックな研究も踏まえた法則をご紹介していきます。 ルールが分かれば、あとは練習あるのみ。はじめの一歩、踏み出してみませんか。 

1.プレゼンの目標は何か?

プレゼンする、誰かに伝える「最終目標」は何ですか? 転職だったら内定をもらう、仕事の提案だったら自分の案が通る、部下・同僚と仕事の進め方の説明であれば(意図が伝わり)相手が思った通りに仕事をしてくれるです。 そう、すべでの共通点は【論理的に構成+気持ちをのせ→聞き手の感情を動かし、聞き手が話し手の意図した行動をしてくれる】点です。自分が話した、という事実だけでなく相手の人がシッカリと受け取ってくれ行動してくれることをイメージしながら伝えましょう。

2.プレゼン・伝えるの成功判断基準は?

プレゼンが成功したか否かは大きく2つ基準があります。
①自分が練習したことを自分が思い描いた通りに伝えられた
②聴き手から「話してくれて、ありがとう」と言葉をもらう、その方の行動が変化がみられる

なぜ2つ基準があるのか?
それは②は相手の体調・環境など全てが関わる為、毎回成功することが簡単ではないからです。ただし①は自分の練習次第です。話す前に内容を決め、最後に資料を作り、7回は鏡を見て、リハーサルとして聞いてくれるを変えて伝える練習をすることが大切です。 大事なので繰り返します。①は相手の体調・環境に関係なく事前準備で何とかなるんです。なのに、練習しない方が多いです… ちなみに弊社アンケートによるとプレゼンがうまく行かない理由、第1位は練習不足です。身に覚えはありませんか?
イメージしてください。 本番前日夜に資料を完成させ1度も口から発することなく人前に立つ/オンラインで話す自分を。 イメージしたのは…どちらですか? ①自信をもって話している姿 ②変な汗をかいてドキドキ話している姿 さぁ、どちらでしょうか?
慣れた内容であれば前日完成でもOKです。ただ初めて、慣れてない内容は、しどろもどろになる自分の姿をイメージしたのではないでしょうか(怖!)

3.プレゼンテーション・説明を因数分解する

人に伝えるということは細かく分けると何が含まれているでしょうか?
①デリバリー・スキル(情報を発信・表現する技術)
②シナリオ・スキル(文章を分かりやすくロジカルに構成する技術)
③プレゼンス(存在感)

①②は練習すれば誰でも身につけることが出来ます。→練習方法は別の機会にご紹介します。
③一朝一夕では身につきません。①②を身につける練習をしながら日々の生活で磨いていきましょう。
もうすでに③存在感がある!という方はココで離脱して頂いてOKです。
なぜか分からないけど、安定した説得力がある方いますよね。もう、この人が話してくれるなら間違えない!と思わせてくれる方。
そうゆう方は、そのままで大丈夫です♪

4.聴き手を事前に知る

誰に対して話すのか出来るだけ詳しく確認することが最も大切なことです。例えば、私は週に2・3回「企業がSDGs/ESGを取組む理由」「今更聞けない企業のSDGs/ESG」など経営層、管理職向けに講演をさせて頂いています。経営層と言ってもベンチャー企業なのか東証一部上場企業なのか、その中の経営層といっても社長・会長向け、執行役員向け、その方々がプロパーか別の業界から転職されているかでも話す内容、展開のさせ方が異なります。相手を知ることで言葉を変え、抽象と具象の階段の上り下りしながら事前にしっかりと考えることが出来ます。 聴き手の確認は、しつこいくらいすることをオススメします。

聴き手を事前に確認できない場合:時々ありますね。どんな方が集まるか所属、肩書など集めていないので分かりません、と言われること。心配になります。この場合いくつか事前にパターンを用意しておくことをオススメします。プランを相手の属性、レベル、職種や興味等で分け1-5くらい用意します。 自分が話し始める時にアイスブレイクとして手を挙げてもらいながら聴き手の確認をするのもオススメです。 先日、社会人大学院で「SDGs/ESG」のオンライン講演をお受けしましたが皆さんの知識レベル・取組みレベルが事前に全く分からなかったので最初にいくつかの項目で手を挙げてバックグラウンドを教えて頂きました。たいてい謙遜した判断をする方が多いですが、全く分からないよりはスタンスが見えるのでオススメです。 

5.伝わる5つの法則

お待たせしました!早く法則教えてよ、と言う声が聞こえていました(笑)いよいよ、法則です。話す内容があることを前提として、聞き手に聞いてもらえる・伝えたことを覚えて帰ってもらうことを前提にご紹介します。

①話始める前に一呼吸
自分の番が来たから突然話始めるのではなく会場やオンラインを見回し一呼吸。話をしっかり聞いてくれる人を意識して始めましょう。
そうすることで1対大勢でなく、1対1、1対1の集合体をして聴き手を意識しながら話せます。

②最高の笑顔で挨拶
本当に深刻で笑顔を見せたら不謹慎!という内容以外、笑顔で始めましょう。真面目な内容であったとしても、最初は笑顔で挨拶します!
笑顔は相手の警戒心をとき私はあなたを受け入れます、という最高のノンバーバルコミュニケーションです。

③第一声は、ゆっくり、大きく、笑声(笑声えごえ=笑顔の声)
第一声が早口、ボソボソ、低い声だと最初から聞き取れなくて、その後ずーっと聞く気がなくなります。自分で聴き手の気力を奪い話し難い環境をつくってしまいます。
最初の大切な第一印象を丁寧に♪ ゆっくり、はっきり、大きな笑声でご挨拶してくださいね。

④話の目次を最初に伝える
今から話すことがいくつあるのか目次をつたえましょう。地図を見ないコンパスを持たないで大海原の航海に飛び出すのは不安ですよね。話も同じです。
まず目次を伝えましょう!何項目あるか分からない話をモヤっと聞くよりも
100倍伝わりやすくなります。そして次の⑤に繋がります。

⑤話のポイント・テーマを最初と最後に伝える
目次の次に必ず伝えて欲しいことは「ポイント/テーマ」です。今から話す中でも最も聞いて欲しい、必ず持ち帰って欲しい内容は何か?相手に変化してほしいことは何か?ハッキリへ伝えます。

声の最大の特徴は「右から左へ流れ消える」です。だから少し間違えたからと言って焦る必要はありません。そう皆さん聞き手は聞いているそばから忘れていきます。失敗を覚えて眠れないのは自分(+スポンサー)くらいです。
ということで、最初、項目が終わるたび、最後と何度も繰り返して最も大切なこと=ポイント・テーマを繰り返して伝えましょう。しつこく伝えて、ようやく覚えるかも?!です。繰り返し伝えることを心がけてください。

おわりに:小さな成功体験を大切に成長しよう

プレゼン(伝えること)は相手へのプレゼントです。相手の時間をもらっていることに感謝して相手が喜んでくれる顔を想像しながら相手の気持ちになって準備することをオススメします。そうすれば必ず成功へ近づきますよ。分かり難いかもしれませんが…プレゼンは本番でしか練習・本番が味わえません。シッカリと練習した上で適切な本番の場数を踏むことでプレゼン/伝えることは飛躍的に上手くなります。 1対1しか話す機会無い、人前でなんて話さない、と言う方!1対1も立派なプレゼンです。 私も局アナとしての仕事を別にすると・・・最初は少人数(1対1)でプレゼンすることがスタートでした。そこで小さな成功体験を積み重ねていきながら大きな舞台に呼んで頂いても変に緊張しなくなりました(適度な緊張感はいつもあります)。ぜひ日々誰かと話す時に上記5つの法則を意識しながら進めてみて下さい。プレゼン/伝えることは1日で驚くような成長はありません。ただし小さな成功体験で必ず成長することは確かです。 今日から始めてみて下さいね。

さぁ、これで導入のルールが分かりました。あとは練習あるのみです。やってみたけれど、これで良いのか分からない、自分の場合はどうしたら良いのか?等、ご相談・ご質問は気軽に大塚のTwitterへツィートして頂ければ幸いです。感想・今後取り上げて欲しいテーマもお待ちしています。 これを機にあなたのビジネス、プライベートが好転していくきっかけになるようねがっています。最後までお読み下さりありがとうございます。

大塚美幸Twitter https://twitter.com/myk_otsk

今回の内容は2021年7月22日(木)ヤング日経でもご紹介します。

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