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日記 3月は残酷な季節

前回の記事を書いてからずっと精神が安定しない。本当は記事を昨日も書いてたんですが、死にたさの話が99割書き込まれていたので没です。で、今書いてるってわけ。

4月は最も残酷な月である(これを私が知ったのは真・女神転生Ⅲ)と言われるが、3月で既に気がおかしくなりそうになっている私。実際、春先って一番うつ病が悪化しやすい時期だと思う。それまでは寒さに耐えるために眠っていたのだが、中途半端に気温が暖かくなってきたせいで冷凍保存されていた思考回路が勝手に動き始めるのだ。

その上、卒業、就職、入学などと色々なイベントがやってくる。自分に関係がなくても、キラキラした「別れと出会いの話」がSNS上で無限に流れてくるのがまたしんどい。

いよいよTwitter(エックス)やめようかな。skeb(いろんなクリエイターさんに作品を依頼できるすごいサイト)もmisskeyのアカウントに対応したし。でもTwitter(エックス)でしか喋れない知り合いもいるしな。いや、実際にはTwitter(エックス)でも喋ってない。アカウントが動いてるのをお互い見てるだけ。そういう関係を知り合いと呼んでもいいのか?煩悩を薙ぎ払え。宿業を断ち切れ。自分自身を見つめ返せ。本当の俺はどこだ。

ヘッダーの話をしようかな。

ヘッダーの絵は私が2019年頃に描いた絵。A4の原稿用紙にミリペンで描いたやつ。どうです、このスゴみ。画力は今の方があるんだけど、なんか狂気的な熱意というか、行き場のない負の感情を紙にぶつけたようなこの描き込み具合。今はもう描けないですね。

スキャナーで取り込んだ全体図

ゼンタングルのパターンの描き込み方について書かれた本を買って、それを読みながら描いていたと思う。もうちょっと背景の白さなんとかならなかったのか、と思わなくもないけど、私は2日か3日でこれを描いていたので、きっとこれ以上気合いを入れていたら手首が腱鞘炎で破壊されていたと思います。全部コピックマルチライナーで描いていたからか、不思議と色の雰囲気が統一されているのが良い。

今はもう描けない、というのはこんな一枚の絵に労力かけられないぜ、という意味ではない。今に比べると、この絵を描いた当時はものすごくストレスや問題を色々抱えていて、常に希死念慮で脳がヒタヒタになっていたのだ。しんどさの吐け口、ストレスの発散方法が絵とTwitterと、あといっぱい飲んじゃいけない薬をいっぱい飲むことしかなかった。午後9時から午前9時になるまで一度も休憩を挟まず絵を描いていた。それでもまだ若かったので、不思議と疲労を感じなかった。若さとかじゃなくて、物理的な苦痛を感じる脳のどこかが麻痺してたんだろうか。

完全に当時の苦しみが解消されたわけではないが、それでも今の私はあの頃よりメンタルを安定させる方法をよく知っているし、自分が死にたくなってもそんなに慌てなくなった。薬も医者に処方されたものだけ飲むようになった。えらいね。えらくはないか。悪が中庸になっただけ。

教室のみんなと足並みを揃えることができずに泣いていた9歳が、学校に行ってない自分を常に責めてた14歳が、何度も自分が自殺した後の世界を夢想していた17歳が、そろそろ20歳になる。ここまで随分と歳をとったものだ。いやいやまだ若いだろう、と言われるかもしれないが、少なくとも私は「子供」という枠組みから完全に卒業する。少なくとも、法的な意味合いではそうなる。でも20年も生きててえらいね。家電ならもう買い換えた方がいい時期だ。

数年前までは余裕だった徹夜が全くできなくなった。いや、やろうと思えばできるんだけど体への負担がメチャクチャしんどくなった。ネットの人と声で喋ることも苦手になってきた。アクションゲームの操作がおぼつかなくなってきたので、スプラトゥーンが遊べなくなった。

自分だけのスマホを手に入れた。一人でマクドナルドに行けるようになった。苦手だった人間の手が描けるようになった。好きなキャラクターのグッズを自由に買えるようになった。自分の銀行口座を手に入れて、skebのリクエストをこなすとそこにお金が入るようになった。好きな作家の本を自分のお金で買って、いっぱい読むようになった。ポケモンのタイプ相性を覚えられるようになった。好きな人がたくさんできた。現世への未練がたくさん生まれた。

今までバイタリティで無理矢理押さえ込んでいた精神疾患との付き合いも含め、人生との戦い方をちょっと変える必要があるのかもしれない。狂戦士から魔法使いにジョブチェンジだ。たとえば、そう。一度もやったことがないアルバイトをやるとか。やるかは別に知らないけど。

とりあえず、躁鬱の波とストレス性の胃炎が悪化しててヤバいので寝ます。

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