2020/01/11~17見たものと聞いたものと読んだもの

2020/01/11 月曜
朝ご飯と共に、『日向坂で会いましょう』。相変わらず面白いとかわいいを高速に行ったり来たりする。朝見ることで最高の月曜日のスタートになるのでおすすめしたい。
『乃木坂工事中』最近とても久保史緒里にハマっている。今日も久保史緒里を画面の中に探して見ていた。
『ここ曲がったら櫻坂』段ボールに入ってしまうやつを考えた人に表彰状を差し上げたい。

『麒麟が来る』松永久秀の喚き散らす切腹に「かっけぇ!!」と思わず声が出た。松永久秀の平蜘蛛が十兵衛に覚悟を迫る時限爆弾になっているところと、斎藤道三の教えによって嘘をつくことなく生きてきた十兵衛の初めての嘘に、本能寺の変に向けたスイッチの音が聞こえて朝から痺れた。

『ニューヨークのニューラジオ』を聴きながら筋トレ。屋敷さんの田舎トークと仲良し3人組の年明け話が最高だった。

『よぶんのこと』終わってしまうとは。朝井リョウの絶妙に張り巡らされた自意識の網を感じられる超貴重な番組だったのに。朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポン0が終わったあと、しばらくの間は相槌が馬鹿っぽいなと思って聞いていなかったことが悔やまれる。今では高橋みなみの相槌もトークも好きになりました。改編期は嫌だなぁ。

聞けていなかった『空気階段の踊り場』を聞く。こういう回のもぐらさんの”好き”の描写力がすごい。生活と共にあったんだなということが感じられて、伝わってくる熱量がすごい。かたまりさんは相槌で「うん。」しか言ってないんだけど、その「うん。」に感情がしっかり乗っていて、言葉なんてなんでもいいんだなと思った。

宮田愛萌のブログを読んだ。マスクをしていない人への眼差しも、慮るという言葉選びも良かった。中高時代の先生の言葉「小さな幸せをみんなで繋いでいけば、いつか大きな光になる」を引用しているのが、田島列島の漫画の循環とか継承の世界観とリンクした。以下、田島列島『子供は分かってあげない』から引用。
”人は教わったことは教えられる
でももじせんせーのことは忘れても
もじせんせーから教わったことは忘れない子はいるんじゃないの
したらその子の書く字にもじくんが残るじゃん
世界に必要なのは「自分にしかない力」じゃない
「誰かから渡されたバトンを次の誰かに渡すこと」だけだ。”

宮田愛萌の言葉もパフォーマンスで与える元気も、誰かの中に残っていくよ。と、優しい気持ちになっていたところ、ふと見たFacebookで、中学まで一緒に水泳をしていた知り合いがラッパーになっていることを知った。MVを見てすごいなーと思いつつも、再生回数を確認したり、Twitterのフォロワー数を確認してしまう自分がとても嫌い。

来週には修論提出だというのに現実逃避的に國分功一郎の『中動態の世界』を読み進める。就活をした時に、「今までの人生で何かの決断をしたことがないぞ?」と思ったことがきっかけで、能動でも受動でもない世界というのに惹かれて衝動買いした。能動と受動、自由と強制は動作の方向性の違いによって明確に切り離されるのではなく、自分の中の本質の変容と外部刺激との比率によって決まる質的なものだという考え方が面白かった。質的なものだから、完璧な自由意志も、完全な強制も存在しない。どこかで知らぬ間にピュアな自由意志があるものだと信仰していたから、逆に「俺は決断したことない!」と意固地に思っていたのかもしれないな。

『佐久間宣行のオールナイトニッポン0リスナー小感謝祭Believe』矢作さんとのトークが普通に面白かった。そしてニッポン放送が赤字で厳しいのであれば、2ヶ月に一回ぐらいならただの普通のラジオを1000円ぐらいの配信で買います。それでもっと面白い番組が増えてくれたら嬉しい。グッズもいいけど、どちらかというと配信を買う方が楽しくていい。
アルピーANNの頃にもっとこういうイベントがあったら、収益をあげられてもっと続いていたのかなぁと懐古した。なぜか佐久間さんのオールナイトはアルピーを思い出す。

2020/01/12 火曜
『かまいがち』を見ながら朝ごはん。競馬に自腹で100万円を賭ける企画。「笑える額じゃないのよ」と何度も言っていたけど、粗品が700万とかを湯水の如く賭けていくyoutube生配信で調教されてしまった俺は、かまいたち二人で100万程度ではもはや興奮しなくなっていた。

『コロコロチキチキペッパーズのオールナイトニッポン0』を聞きながら修論の作業。教授から大量の赤が入った修論が返ってきて絶望しつつも、コロチキの聞き心地の良さに心を落ち着かせる。思っていた以上にラジオがうまくて、オールナイトじゃなくていいのでどこかで生放送の番組やって欲しいなぁ。youtube生配信でもいいけど、できれば作家さんと一緒にメール募集してやる形で聞きたい。

『むかいの喋り方』を聞きながら寝る。向井さんが語る『家ついていっていいですか』のイノマー密着回の感想も、もぐらさん同様に最高だった。俄然見たいのだが、公式があげてくれない。作品としてちゃんとしているやつは、ちゃんと公式のもので罪悪感とかいらない感情抜きに見たいので、なんとか公式からあげてくれるのを期待している。

2020/01/13 水曜
『アルコ&ピースのd.c.garage』今年の抱負トークのなかで一番面白かった。「今年は剥けたい」
『creepynutsのオールナイトニッポン0』R指定の言い返す能力の凄みを感じた。今の人気から考えてもラジオの面白さから考えても大丈夫だとは思うけど、改編は怖いなぁ。

少し話題になっていたのでミルダム?で配信されていたマヂカルラブリー野田の番組を見る。野田視点のM1アナザーストーリー話。村上の「俺はフルベットしたんで」が持て囃されることにムカついているという話は、オードリーのそれやハライチのそれに似ていて最高。あと、「運動神経なんか球技大会で使うためのもの。俺は運動神経はないけど、1つのことをやりこめば大体何でもできるようになる」っていうのはシンプルに格好良かった。

『チン狼ゲーム』を見る。ニューヨーク屋敷のキレキレっぷりに鳥肌立ちつつ、さらば森田の馬鹿さに腹を抱えて笑い、しまさの臆病な感じにニヤニヤして、最後はBKBの事故に笑い転げた。面白すぎるだけの最高のライブだった。


2020/01/14 木曜
そろそろ修論がやばいので、色々なものを我慢しなければと思いつつ、『佐久間宣行オールナイトニッポン0』を聞く。佐久間さんのフリートークの平均点はラジオ界でも屈指のレベルじゃないかと思う。

結構本当に修論のヤバさに震えが止まらなくなってきたので、ご飯食べている時しかスマホをイジっていないが、大体ずっと橋本愛の木綿のハンカチーフを見て心を落ち着けている。

2020/01/15 金曜
昨日のアメトーークが録画できていなかった。どうやら年末年始に録画設定をイジったまま忘れていたみたい。楽しみな企画だっただけにとても悔しい。アメトーークも配信してくれ。
オドぜひも録画できていなかったので、TVerで配信される2週間後を楽しみに、修論を書いた。

休憩時間には『ハライチのターン』を聞く。岩井が何かを出来ないというトークは結構新鮮で面白かった。

現実逃避がてら、島本理生の『ファーストラヴ』を読んだ。初めての島本理生なのでミステリ要素強めで読みやすそうなのを選んだ。やっぱりwhy does it 系のミステリが好きだ。どうして殺してしまったのかを他人(この作品では弁護士と臨床心理士)が一旦外在化して考えることで、自然と罪の意識が芽生えていく過程が面白い。客観的事実としてはハッピーエンド的ではないけれども、登場人物全員が納得感のある結末を迎えていたのも良かった。


2020/01/16 土曜
土曜日とて修論を書く。
とりあえず、朝の作業は昨夜のバナナムーンを聞きながら。

『霜降り明星オールナイトニッポン0』を休憩時間に聞く。
近頃、せいやがしきりにやることがないと言っている。家で暇すぎてラップバトルを1人でしているらしい。
退屈に耐えられないんだろうな、と思った。
國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』の中で、人は基本的に刺激を減らす方向に向かうけれども、退屈になるとなぜか刺激を求めてしまう。その原因を傷に例えて書いていた。人は誰しも傷を抱えていて、大きな傷は処理できないまま記憶の隅に眠っている。その傷が退屈になるとむくむくと起き上がってきて、その苦しみに耐えられないから、小さな新たな傷(=刺激)を求めてしまうと。
せいやさんは何度かテレビでも話しているように貧乏だったり、いじめられたりという傷を持っていて、その傷の深さ故に退屈に弱いのかもなぁと思った。同時に、その退屈からの気晴らしとして(頭の回路を切るらしい)異能芸をしたりとか、アニメのキャラに憑依したり、頭のキャパを満タンにするためにラップバトルとかをするのかなと勝手に思った。でも、もしそうだとすると、せいやさんの昔の傷によって作られた武器が、今のせいやさんを助けていることになる。
若林さんはどうにもならない思いをした時は、あの日があったから今日があるんだという未来の今日を作っていくしかない。と言っていた。
せいやさんの今日は苦しかった過去があったからのこそのものかもしれない。などと無駄な思考に頭を支配されて、修論が進まない。。

寝る前に見た、鬼越トマホークのyoutube『ニューヨーク被害者の会』が面白かった。ゆにばーす川瀬のトークのうまさに驚いた。屋敷が自分の話を全くしないというのが本当にそうだなぁと思ったし、そこに屋敷の色々なものとの距離をとって高笑いしている感じが出ているなと思った。

2020/01/17 日曜
オードリーのオールナイトニッポンを聞きながら修論の仕上げをした。なぜかとても集中できた結果ラジオの内容をほとんど覚えていない。また聞かねば。

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