ギガボディと不毛な議論と佐久間さんと。

水曜日の深夜ラジオが凄かった。
リアルタイムで聞かなかったことの後悔し、聞いていたら感情が乱高下して寝られなかっただろうなと想像する。

まず、『うしろシティ星のギガボディ』が終わってしまう。ラジオスターアルピーとテレビスターハライチに挟まれたうしろシティという構図だったけど、思い返されるSPWはめちゃくちゃ面白かったし、普段の放送でも毎回ちゃんとフリートークがあって、しかも仕事の話ではなくて日常の話が多くて、親近感が一番強くて、だからこそクラウドファンディングがあればお金を払いたいと素直に思った番組。めちゃくちゃ刺激的というわけではないから、あまり普段の放送が話題になりにくかったかもしれないけど、聴き心地は最高だったし、心が休まる番組だった。やっぱり面白いと思った番組は面白いと言っておかないと後悔するなぁ。。
金子さんが戻ってきた時には絶対、SPWで復活してほしい。そのためならいくらでも払うよという気持ちになった。
ちゃんと好きだったので、後番組でうしろシティを嫌ないじり方されたら、嫌いになってしまうかもしれない。だから、さらばとかラランドとか鬼越とかはやめてほしいなぁ。好きだからこそ、好きなままでいたい。

そして『山里亮太の不毛な議論』
冒頭の山里さんの心情の吐露パートが分かる部分が多くてしんどかった。
僻み芸をしていたはずが、いつの間にか”型”にはまって変化がなくなり(その裏には多分変わることへの恐怖があって)、気がつけばその間に変化していた他人にただの妬みを抱いてしまっている。妬みを抱くと目に入れないようにしてしまう。自分にもよくある。だからこそ、若林さんの変わっていくことに対する覚悟に憧れを抱くんだけど、同時に変わることにどこか臆病になってしまう山里さんに共感するし、そんな山里さんが140とかで爆発するように面白い瞬間には惚れてしまう。なんならその瞬間のためだけに今でも不毛な議論を聞いている。
でもやっぱり最初の20分は、分かってしまうが故にとてもしんどかったので、若林さんが特有の高笑いをしながら入ってきた瞬間はとても救われた気がした。若林さんの優しさが途轍もなかった。
若林さんが「もう誰も言えなくなってんのよ」と言っていたけど、だからこそ伊集院さんや若林さんのように適切な客観の目が必要なんだなと思った。それが持てないなら、いつまでも指摘してくれる相方を持たないといけない。それが山里さんにとって若林さんなのか、WAONさんなのか、しずちゃんなのか、スタッフさんなのか分からないけど、これからの山里さんには絶対必要なんだなと思ったし、そういう意味で友達って大事だなと身につまされた。
後半、少しずつギアが入ってきた山里さんはめちゃくちゃ面白かったし、このグルーブ感となぜか猛烈に憧れてしまう感じが中学生の頃に見ていた『たりないふたり』だなと思った。
山里さんはもしかしたらもう一回面白さのレベルが上がるんじゃないかとワクワクした。あと、若林さんは去るタイミングがいつも完璧だと思う。「もっと聞きたい」という状態でいなくなるのが最高。
久しぶりに録音した。何回も聞こう。

その後の『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』
真面目に話すね。と言いながら、会社の不満は一切出ず、会長の事後諸葛亮をいじる流れ。ここまで邪推をする余地のない退社トークも珍しいんじゃないか。
現場にこだわる佐久間さんのかっこよさ、それをどんと支えられる奥さんのかっこよさ、フラットに受け入れてくれる娘さんの優しさ、でっかいIPで返せよと言えるテレ東の懐の深さ。俺たちの明日もはたらくおっさんも最高の選曲で、なんでか分からないまま泣きそうになった。
退職関連メールも面白すぎて、この順番で聞いてよかったなと思った。

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