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The gadd gang. Here &now (1988)

ガッドギャング二枚にして実質のラストアルバムです。今作で初めてロニーキューバが正式メンバーになりました。収録曲の内オリジナルは1曲のみ。他は様々な時代、国、ジャンルをガッドギャング風にアレンジしています。またキングカーティスが取り上げた曲が多いのも特徴です。(※付きの曲がキングカーティスのカバーです)


I can’t turn you lose
オーティスレディングのカバー。軽快なホーンがワクワクする曲。軽やかなリズムに合わせてコーネル、リチャード、ロニーの順番でメロディを演奏しています。

My girl ~ Them changes
マイガールはテンプスのカバーでスローテンポの穏やかなバラードナンバーです。チェンジズはバディマイルスの曲でジミヘンもカバーしていました。ここではキングカーティスのバージョンを参考にした熱いホーンとソウルフルなリズムがかっこいいアレンジです。

Soul serenade※
リチャードがエレピ、オルガン、アコースティックピアノを弾き大活躍です。後半はロニーの熱いサックスがかっこいいです

A whiter shade of pale※
プロコルハルムの曲をオリジナルの持つ気だるさはそのままソウルフルにカバーしています。

Tippin’
コーネル作のオリジナルナンバー。ラフなブルースジャムです

Things aint what they used to be
デュークエリントンのカバー。エディのジャジーなベースがかっこいい明るく楽しい一曲です。

Che ore so’
イタリアのシンガーピノダニエリの曲のカバー。柔らかいウッドベースの音が印象的なバラードナンバーです。

Signed sealed, delivered I’ m yours※
スティービーワンダーの曲でスタッフのテーマソングですがスタジオアルバム収録はこれが初めてです。サックスや拍手、ドラムソロなど今までなかったパートを入れていますが慣れた曲だけあっていつものあのウキウキするグルーヴが聴けます

America the beautiful
アメリカの裏国歌でここではレイチャールズのバージョンをもとにしています。(クリントイーストウッド監督の映画ピアノブルースのラストでレイがオーケストラをバックに歌ってたのがこの曲だったはず)ここではコーネルのギターとロニーのサックス歌うようなダイナミックなバラードナンバーです