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Dr.John. Dr.John’s Gumbo(1972)

ニューオリンズのR&Bというと他の地域とは違うクセが特徴ですがその癖が強いのに何故か聴きやすいのがこのアルバムです。このアルバムはオリジナルとレイチャールズのカバーの2曲を除いて全て50年代にヒットしたR&Bかトラディショナルナンバーなので元ネタを聴くともっと楽しいです。

Iko Iko
転がるようなピアノの音と力強いドラミングが陽気な曲。

Blow wind blow
ほんのりラグタイムっぽい雰囲気のまったりした曲。

Big cheef
オルガンと口笛の組み合わせがクセになるミディアムナンバー。

Somebody chenge the rock
唯一のオリジナルナンバー。ディキシーランドジャズ風のホーンが印象的な楽しい曲です。

Mess around
レイチャールズのカバー。誰かがピアノの上で踊ってるんじゃないかっていうくらい力強く転がってます。

Let the good time roll
アールフッカーの曲でジミヘンもcome onというタイトルでカバーしています。下品な匂いがすごいブルースナンバーです。

Junko partner
セカンドラインのリズムと少し間の抜けたような雰囲気が楽しい曲。タイトルはジャンキー仲間のことらしいです。

Stack-a-lee
ベースラインがかっこいいラグタイムナンバー。

Tiptina
ピアニストのプロフェッサーロングヘアーのカバー。うねるようなピアノと酔ったようなボーカルがクセになる曲でこのアルバムの中で1番好きです。

Those lonely lonely nights
ブルージーなバラードナンバー。チューバとベースギターの両方を使ったリズムがかっこいい曲です。

Huey Simith medley(High blood pressure ~ Don’you just know it ~ Well i’ll be john brown)
ニューオリンズのスターピアニストだったヒューイスミスの曲のメドレー。R&Bとディキシーランドジャズの中間のようなアレンジです。

Little liza jane
この曲もヒューイスミスのカバー。聴いてるだけでウキウキしてくるような演奏です。