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Chuck brown &The soul searchers. Go-Go swing : D.C.live (1988)

今日はチャックブラウン&ソウルサーチャーズのワシントンD.C.でのライブ盤を紹介します。ゴーゴーはファンクをベースにしたワシントン発祥の音楽でパーカッションをメインにしたリズムと曲間を空けずほぼメドレーで演奏するのが特徴です。ラジオで流しにくい、スタジオ録音しずらいためにそこまで流行らなかったジャンルではありますが聴いてみるとゆるいノリとかちゃかちゃなるパーカッションがクセになるいい音楽です。

このライブ盤はクリスタルスケートとR.S.V.Pクラブの二カ所の録音を常げています。(ただ聴いてみると二つの録音を繋いだとは思えません。)当初は日本限定の企画盤だったようですが今ではSpotifyに配信されています。

It dont’ mean a thing (if it don’t have that Go-Go swing)
デュークエリントンのカバー。邦題はありませんがつけるなら「ゴーゴーしなけりゃ意味がないね」一択でしょう。オリジナルの面影はほとんどありませんがパーカッションが前面に出たリズムとジャジーなホーンがかっこいいです。

Midnight sun
ライオネルハンプトンのカバー。たまに入ってくるベースラインとジャジーなギターがとてもかっこいいです。

Moody’s mood
ジェームスムーディーのムーディーズムードフォーラブのカバー。観客とのコール&レスポンスがあったりスキャット混じりで歌っていたりして楽しいそうです。

Woody Woodpecker
ウッドペッカーというアニメの主題歌。ベースがスラップを交えつつゴリゴリと迫ってきます。今までの曲とこれ以降で音の感じが微妙に違うことと、頭で一瞬音が途切れるのでこの曲からは会場が違うのかもしれません。

Harlem Nocturne
ハービーフィールズのカバームーディーな雰囲気のホーンとタイトなドラムがかっこいいです(パーカッションが地味なのでゴーゴーというよりファンクっぽい感じ)

Stormy monday
Tボーンウォーカーのカバー。ブルースっぽいギターと乾いた音のドラムがかっこいいです。

Boogie on Go-Go woman
スティービーワンダーのブギーオンレゲエウーマンのカバー。ほんのりレゲエタッチのオリジナルのノリはなくゴーゴービートにアレンジされています。(曲名も)

Family affair
スライのカバー。比較的原曲の雰囲気を残したアレンジです。

Take the “Go-Go”Train
デュークエリントンのカバー。気持ちよさそうなスキャットから始まりコール&レスポンスも盛り上がっていてバンドも観客も楽しんでいるのが伝わってきます。

Christmas song
このアルバム唯一のバラードでナットキングコールのカバー。

Day-O(バナナボート)
ハリーベラフォンテのカバー。ゴーゴーをメインにボディードリーやレゲエ、ラテンをミックスさせたような軽やかなリズムが面白いです。後半のスカっぽいホーンもかっこいいです。