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Leon Ware. Musical Massage (1976)

マーヴィンゲイのI want you やクインシージョーンズ、アベレージホワイトバンドのIf i lose this hevenを初め多くの曲を書き、プロデューサー、ボーカリストとしても活躍したレオンウェア。彼の代表作といえばこのアルバムでしょう。前述のI want youをマーヴィンに譲る代わりに作られてこのアルバムはレオンウェアらしいメロウながらもどこか影や鬼気のある曲のつまった素晴らしい一枚です。

メンバー
レオンウェア:ボーカル、プロデュース
ジェームズギャドソン:ドラム
ソニーバーク、ジェリーピーターズ、ジョンバーンズ:キーボード
デイヴィッドTウォーカー、レイパーカーjr:ギター
エディ“ボンゴ”ブラウン:ボンゴ
ボビーホール、ゲイリーコールマン:パーカッション
チャックレイニー:ベース
ミニーリパートン:ボーカル(2)、
マーヴィンゲイ:コーラス(5)
ボビーウーマック:コーラス(5、8)

ジャケットの見開き写真。エロチックでミステリアスな中身とマッチしていて結構好きです。

Learning how to love
ファンキーでしなやかなラテン風のリズムとメロウなストリング、ボーカルが印象的な曲。

Instant love
ミニーリパートンとのデュエットナンバー。メロウだけど切迫感のあるレオンらしい曲です。

Body heat
クインシージョーンズの同名のアルバムに収録されていたファンクナンバー。クインシーバージョンにあったシンセを無くし、テンポを落としたうえで性的な雰囲気にアレンジしています。

Share your love
ほんのりメロウなファンクナンバー。

Holiday
重ねられたボーカルが印象的なミドルテンポの曲。マーヴィンゲイとボビーウーマックがコーラスで参加しています。

Phantom lover
タイトル通りのミステリアスな雰囲気のメロウバラード。ズッシリとしたベースが印象的です。

Journey into you
タイトでスッキリとしたアレンジのミディアムナンバー。

Musical massage
スローテンポのメロウでソフトな雰囲気のバラードナンバー。聴いているとなんだか頭がぼんやりしてきます。

French Waltz
ゆらぐようなフルートとピアノとファンキーなリズムがうまくミックスされた曲。

Turn out the light
柔らかいファンクグルーヴがかっこいいメロウなバラードナンバー。

ここからはボーナストラックです。このアルバムはユニバーサル盤(配信はこっち)とエクスパンション盤(アルバムの途中にボーナストラックが入ってるのがちょっと不満)でボーナストラックが違います。

どっちにも入ってる曲
Comfort
レオンとミニーの寄り添うようなボーカルが印象的なメロウナンバー。ファンキーなクラヴィネットがかっこいいです。

I wanna be where you are
ゆったりとしたバラードナンバー。ファンキーなホーンがかっこいいです。

Long time no see
アップテンポの熱いボーカルがかっこいいソウルナンバー。

エクスパンション盤のボーナストラック
With you
タイトでファンキーなリズムがかっこいいアップテンポの曲。

Best of both worlds
ピアノだけをバックに重ねられたレオンのボーカルが歌うシンプルだけど美しいバラードナンバー。

ユニバーサル盤のボーナストラック
Don’t you wanna come
リズムボックスを使ったいかにもデモらしい音の曲ですがですがそこが面白くて好きです。

You are the way you are
揺らいだ音のエレピと重ねられたボーカルが印象的なバラードナンバー。この曲もデモらしいです。

Long time no see
エクスパンション盤とは別テイク。こちらはファルセットボーカルとヴァイブがクールなアレンジです。