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Norah Jones Come away with me (2002)

ジャズ、ポップス、フォークをミックスしたシンプルで洗練されたサウンド。他の音楽の要素が加わったりその比率が変わることはあれどノラジョーンズのアルバムはどれもそのようなサウンドのものが多いです。本作は1stアルバムながらもすでに完成されたサウンドを披露しています。

メンバー
ノラジョーンズ:ボーカル、ピアノ
ジェシーハリス、アダムレヴィー、ケヴィンブライト、ビルフリーゼル:ギター
リーアレキサンダー:ベース
ダンレイザー、ブライアンブレイド、ケニーウォルソン:ドラム
アリフマーディン:プロデューサー

Don’t you know why
フォーキーでありながらもジャジーな曲。伴奏やバッキングのさりげない感じも好きです

Seven years
ブリティッシュトラッドみたいな素朴なようでテクニカルなギターが印象的な一曲。

Cold cold Heart
ハンクウィリアムズのカバー。ウッドベースを中心にしたソリッドな演奏と遅れて入る彼女のピアノが印象的です。

Feelin’ the same way
リズム隊やエレピを使った厚いサウンドが異色な一曲。途中ディランのMy back pagesっぽいフレーズが聴こえます。

Come away with me
ウッドベースが印象的な静かでどこか切ない一曲。素朴な音色のギターソロがかっこいいです。

Shoot the monn
ジャズとSSWをミックスさせたようなどことなく初期のトムウェイツっぽい曲。彼女はトムウェイツを好きなミュージシャンの1人にあげています。

Turn me on
SSWのようでもアコースティックなソウルミュージックのようでもある曲。キャロルキングのYou’ve Got A FrendとかビルウィザーズのLean On Meを思い出します。

Lonestar
カントリーっぽい雰囲気の曲。曲によってこれはあれっぽいとかこれはそれっぽいとかありますがどの曲もベースだけはジャズをしています。

I’ve got to see you
アルバムで1番オーソドックスなジャズボーカルに近い曲。フリーキースレスレのヴァイオリンが切なげです。

Painter song
アコギの弾き語りから始まります。途中から他の楽器の演奏も入りますがアコーディオンの音がおしゃれです。ノスタルジックがメロディが好きです。

One flight down
オルガンやヴァイオリンが入った音の厚い一曲。もっとオルガンを聴きたいです。

Nightingale
2本のギターの絡みやグルーヴィなリズムがかっこいい曲。

The long day is over
不思議なトーンのギターが印象的な一曲。タイトルや歌詞通りどこか気怠くも落ち着く演奏です

The Nearness of you
エラフィッツジェラルドのバージョンが有名なホーギーカーマイケルの曲。ジャジーなピアノの弾き語りです。ピアノのトーンがトムウェイツのそれによく似ています。

What Am I To You
ボーナストラック。アルバムに入っている曲よりポップな印象です。

おまけ
去年20周年デラックスエディションがリリースされました。曲数が多くて全ては聴ききれていませんがレイチャールズのR&Bをジャズボーカルにアレンジしたこの曲は好きです。