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仕事の話 ―バイク配達の巻―

 当時 バイクは、原付の免許は持っていたものの、車の教習所での講習でしか乗ったことがなかったのです。

(いきなり話始まります)

なのに なんでも経験したがるのもあり、飲食のバイク宅配のバイト面接へ。


(何故なのか自分でもわかりません。ときどき こういう謎のものに動かされてることがあります。でも そのおかげで いろんな経験は出来ました。)

10分くらいの面接で即決。面接してくれたのは社長。
その後 「普通の原付じゃなくて 三輪なんだけど 乗ってみる?」。

下に降りて 会社の駐車場で バイクの鍵を渡され 三輪に跨る。

正直、どこに鍵を指していいのかすらわからない。えーと…と迷ってると社長が教えてくれました。

鍵を回してエンジンかける。

…どうやって動かすんだったっけ…

ここら辺から 社長が疑わしい表情に。 


「すみません!乗れません!でも練習したら乗れます!」と 笑顔で言うと
社長は にやっと笑い、
「その根性買うわ」と採用決定してもらえました。
それから 一週間ほど バイク練習のため 本店と支店の間を行き来し、ちょっとした用事を受け持ち 往復してました。

バイクって気持ちいい。

台風の日もなるべく最短距離を走るので 川沿い走り ヘルメットなんて 飛びそうな勢い、呼吸できないくらいの強風。

天気悪い日は 特に注文が多いです。

そんな状況も面白くて面白くて堪らなかったです。


ものもらいができて 暫く休んだこともあったけど たのしんでバイトしてました。

 これも良き思い出です。
ときどきバイクでも走りたくなります。この時の社長のお陰です。バイクの楽しさを知りました。


ヘッダー画像は ごるきちさんの「サラリーマン147」をお借りしました。ありがとうございます。

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