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日記 月と金星と、ただ在ることに生きるを考えた


「星空 さんぽいってくるー」

と 出かけました。

外に出た途端、
視界に飛び込んだ美しい三日月と金星です。

充分 綺麗だけど もっともっと 
近づきたい… と思うのは あかんですよね。
わがままが過ぎますよね。


 見ただけで 泣きそうになってしまいました。


けんたろうさんの星空情報で 散歩ついでに見てこようと思ったのです。

あー、なるほど。
あの上左が ボルックス、上右がカストルかな。
にって 笑っているみたい。


自然界を よく擬人化して 想像して
いろんなこと考えて たまには 小さな物語もできたりして
たのしんでるんですが、

自然界を 
(かわいそう)と思い始めたなら 一旦 擬人化は辞めます。

かわいそう、とかではないからです。


ただ そこに在るだけのものを
一生懸命 在るものを かわいそうと思うのは 辞めました。
命に 失礼な気さえして。
 

それで成り立っている命だと思うんです。


ちゃんと見ないと 大切なこと見誤ります。


個人的にそうしていたいです。



何度 撮ってみても 同じなんだけど 撮る満足感に浸ります。




とらことくろ、いるかなぁ。

お、どこからか とらこの声が聴こえます。
『にゃあ、あ、あん』
途切れ途切れの声が だんだん近づいてきます。


撫で撫で。


くろは… と思っていると
すかさず  とらこより少し高い声で
『にゃあーん』
慌てて走ってきます。

撫で撫で。


ピンボケですが
とらこ親子は よく動くので 夜は特に 上手く撮れません。


「んじゃ あとでね」

と ついでにコンビニに行きます。
アイス買いに行くんです。
急に食べたくなったからです。

とらこたちに 今日も 少しばかりのかりかりを持ってきているので 帰りにあげようと思っていました。

振り返らず 進むしかないので
さっと 立って 進んだのですが、


『にゃあ、あ、あーん』
声がついてきます。

ん? とらこ…。
「あとでね」
と 振り切るように 歩いたのですが

縄張りとしているところ越えて ついてきます。

もう少し進んだら 戻るかなぁ、と思いながら 進んだのですが どんどんついてきて 帰る様子がありません。


とらこ、さっき
水路の角 曲がる時 脚つまずいてたしなぁ。

この先 車がよく通るから 危ないしなぁ。

んー… だめだ。
心配過ぎて 進めない。


「んもお。とらこ、んじゃ 先に 少しご飯あげるから 戻ろう」

そうして 戻ることにしました。

くろは 早くも姿が見えなくなっています。
仕方なく とらこだけにかりかりを。
 食べている間に コンビニへ。


ああ、なんだか 忙しい。ぷぷぷ。
こういう変な『忙しい』って 突然きます。
ものすごく効率悪い行動をするんです。
大抵 動物たちのことが多い気がします。

でも それもなんだか
愛しき時間に思うことがあります。


いつも 夜にとらことくろに会うと
いっしょに星空見れて嬉しいです。



ありがとうね、とらことくろ。
ありがとうね、月と星。

疲れていて 大変だけど
きみたちのように 『ただ在る』を生きます。
そして、小さな存在ではあるけど
その『ただ在る』中を 自身で 極めていきます。
内容を 極めたいです。



たまに 弱くてごめんね、自然たち。
せっかく教えてくれているのに
なかなかうまくいかないんだよ。

でも、ずっと進んでいくから。
必ず どんなときも 
なりたいものに向かいます。


変幻自在に強く温かく、
弱く見せかけて 模索し続けて
どこまでも 何億光年も先までも
進んでいこう。









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