とあるバンドのファンになってからというもの，毎年12月24日は少し寂しくなってしまいます．

フジファブリックのボーカル，志村正彦さんが夜空の果てまで行ってしまってから，8回目のクリスマスイブです．

気取っているようで気取っていないような不思議な歌声に，なんだかやりきれなくてもどかしいような感情を掻き立てられます．

また，アルバムをリリースするたびに，全く違うバンドを聴いているのではないかと錯覚させられるほど，その変化が面白いバンドなのです．

志村さんが創り上げたフジファブリックは，ボーカルをギターの山内さんが引き継ぎ，さらなる進化を遂げています．

僕が今でも大好きなのですが，毎年この日はやっぱり寂しくなり，もっと早くフジファブリックを見つけられなかったことを悔しく思うのです．

そして，この曲を聴きながら，夕方の畦道を一人歩いてみるのです．

また，冷えたコーラと花火の似合う季節に富士吉田へいきますので，その時はよろしくお願いしますね，志村さん．