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「子どもがいると家事が進まない」とは具体的にどういうことか

「子どもがいると家事が進まない」ってよく聞くと思いますが、具体的にどんな状態なのか、5歳と1歳の子どもがいる我が家の事例を紹介します。

我が家ではカブトムシの幼虫を飼っています。長女が自分でお世話するから飼いたいといって我が家に迎えたのですが、案の定ほったらかしなので私が世話しています。幼虫の世話は、糞を取り除くことと、土が乾燥していたら霧吹きすることです。うちの飼育ケースにはコバエがわいてきたので、家の中でケースを開けたくない。そこで、わざわざ玄関の外に飼育ケースを持ち出して世話をします。これが面倒で、いつも世話を先延ばしにしてしまいます。
そんなある日のこと「土の表面も乾燥してきたし、そろそろ霧吹きしてあげないとな」と重い腰をあげて、玄関先で幼虫の世話を始めました。次女はマグフォーマーに夢中になってカチカチ遊んでいたので、今のタイミングしかないと思ったのです。
土を綺麗にして、霧吹きして、完了。家の中に戻ると、妙に静かで次女が見当たりません。名前を呼びながら各部屋を覗いていきます。次女がいたのはなんと、トイレ。トイレットペーパーを芯のまま、便器にぶち込んでいました。
・・・あーあ。
使い捨てのビニール手袋をつけて、便器にたまったトイレットペーパーと芯を取って、燃えるゴミで捨てました。幸い、トイレの詰まりは発生しませんでした。

この事例から「子どもがいると家事が進まない」には2つの理由があると考えました。

①用事が済んだと思ったら、その裏で別の事件が起きている
親が順調に何かをしているとき、子どもは大抵散らかしています。多くの場合は「散らかした」で済むレベルですが、今回のように面倒なケースもあります。
印象に残っている事件は、プロテインパウダーを布団の上にぶちまけられたことです。その布団の上で子どもが跳ねまわり、粉が宙に舞っていました。子どもの手足についた粉を洗い、布団に掃除機をかけてシーツを交換して洗濯して・・と大変な手間がかかりました。それ以来、プロテインパウダーは二重に袋に入れたうえで冷蔵庫にしまい、キッチンのバリケードを強化しました。

②そもそも用事が増える
カブトムシの幼虫の世話は、子どもが飼いたいと言わなければ発生しなかった用事です。今回のケースではカブトムシの世話をして、トイレにぶちまけられたペーパーを片づけました。その間、一般的な家事は全く進んでいません。こんなことをしているので、我が家では特に掃除まで全く手が回りません。子どもがいる家は散らかっている・汚いというイメージがあるかもしれませんが、子どもが汚すという以外に、子どもがいること自体で用事が増えているため、掃除まで手が回らないという理由もあると思います。他の家までそうかは分かりませんが、うちはそうです。

言い訳みたいになりましたが、毎日こんな攻防を繰り広げながら、絶対必要な家事をチマチマと進めています。それでもみんな元気に楽しく生きています。
家事なんて、最低限できていればオッケー。
そう思えるようになったのは、子どもがいるおかげです。

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