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遠距離断捨離・祖父母宅に家具の買取屋さんを呼ぶ。

祖母が亡くなって以来20年、祖母の元住んでいた家と両親の家をたまに片付けながら結婚、子供が生まれてからも長期休みの時に片付けをしてました。子供をおぶりながら布団回収業者さんを呼んで処分したことも。

そんなおり、3年前妹一家が親と敷地内同居(家は別々で家賃なし)することになり
「じゃあ、介護も片付けもしてくれるのね」
と思ったら、
妹は「え? わたし(夫婦には)そんな暇ないし、先のことは分からないよよ? (四月は片付けの見積もり)写真を撮る時間はないです」

撃沈しました。しかし、私が片付けないと子供に回ってきた時には粗大ごみとなっているかもしれません。それに子供にこの負債を残すの嫌です。

半日かけて長野県に帰省。その日のうちに、見積もりのための写真を撮り、埼玉県で高価格で買取するという茨城県の業者に見積もりをラインで依頼、即日「お買取りできません」返事がきて、撃沈。

老親の手に余る仕事をかわりにした二泊三日の帰省を終え、埼玉県に戻りました。再び、今度は長野県の買い取り業者を探し出し、スマホで見積もり依頼。
「食器棚2点はお買い取りできそうです。」
「万歳!」

働いている両親の都合を聞くと、その業者が数日後、別件で両親の地方に来るというナイスタイミングが。これはチャンス。

その日に頼むことにしました。
当日、業者が早くついてほかにも買い取りたいものがあると、ラインやら電話があり、ちょっと混乱しましたが、本棚(私は食器棚と思っていました)、木箱入り食器、馬(赤兎馬)に乗った関羽の像など丸火鉢、合計6点で6万円ほど。ありがとうございます。

で、その夜立ち会った母から電話が来ました。
「さんざんな一日だった。
馬の像は残したかったのに、金属の四角い火鉢とどちらかは売ってくれと言われて仕方なく、高い方の火鉢を残した。二つ残してくれと言ったら、向こうの人が『それはできない。ここにあるよりきれいにして可愛がってもらった方がいい』と言った」。
まったくそう通りでございます。

空き家にある家具は祖母が引っ越してから10年、祖母の死後20年、合計30年ほったらかしで、ほこりがぶってました。

「馬がなくなってショックで寝込んで、業者さんが帰った後鍵を閉めたかどうか忘れて、探したら鍵がみつからないから、お父さんに頼んだら自分(父管理)のカギでしめた。私は鍵が一つしかない鍵で開けたんだけど。それがないの。一つしかない鍵で開けたというのは間違いかしら」

母、22年生まれ(76歳)の言ってることがさっぱり分かりません。こうして人は弱っていくのでしょうか。
わたしの記憶によれば、一つだけついている鍵束はありません。前回の帰省で、作った鍵の束は二つ。父用と母用です。父用には3種類のカギが、母用には2種類の鍵が束になっているはずです。

もっとも、普通鍵はスペアを含め、3本くらいあるので、本来ならもう1本あるのですが、それがどこにあるのか分かりません。母がどこからか持ち出して使い、なくした、という可能性はゼロではありません。

こういうとき役に立つのは敷地内同居の妹なのですが、
「〇(姪)の習い事の送迎で忙しいから無理」
義弟は私と同じくぺーパードライバーです。

母は「确かに鍵が一つしかついてない鍵であけたのに。わたしはおかしくなってしまったのかしら。」
と繰り返します。
もう夜ですし、わたしが「私に知らせる前に妹と敷地内同居を決めて、<私に迷惑かけないからいいでしょ>と言ったよね、お母さん」と怒り出す前にお互い寝た方がいいでしょう。

ちなみにコロナ前に一台に車に父と母でそれぞれ車の鍵を持って妹家族と出かけ、帰宅したら、一つ鍵がなくなってました。
鍵の管理が甘く、よく鍵が行方不明になる家でした。

おまけ
次回の遠距離断捨離は五月末で、ひな人形の寄付ができるかどうか、博物館の人が見に来ます。

1日1にっこり。 読みやすくて、ほっこり、にっこり、にやり、とする記事を書きつづける原動力になります。よろしくお願いします。