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ため息俳句7 冬銀河


日が暮れてから、戸外に出ること自体がなくなった。
夜出歩く用事がほとんどない。
友人のいない自分は、散歩、若干の公的事務的な手続き、図書館に行く、喫茶店へちょっと、映画館まで、それに配偶者とのおつきあい、・・・、そんなことでしか外出しない。
ほとんど下戸同然だから、酒を飲みにも行かない。
全部、日中で済ませられる。
日が暮れたころには、お家に帰っているということだ。

それでも、時折、就寝前、寝室のある二階の物干しのベランダから、夜空を眺めることがある。
月の様子や星座の位置などを見たくなる。
夜の外気に触れたくなる
煙草を吸いに行くわけでもない、42歳の時煙草は止めたのだ。

ママチャリがこぎこぎ渡る冬銀河