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ため息俳句 雨音

どうやら雨音で目が覚めたようだった。
「家」がというより寝室が雨音に包まれている気がした。
雷鳴も遠くに聞こえた。

秋霖やこの家昭和の安普請

朝の雨とつとつとつは雫なり

立つたままぽしょぽしょぽしょと秋深し

秋の雨午前五時半烏鳴く


おとついに活けた芒や雷聞こゆ