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ビル・ゲイツの2023年冬のおすすめ本をチェックしてみた

振り返ってみたら、22年の夏以降ビル・ゲイツのおすすめ本をしっかりチェックできずにおりました。
ちなみにこれがこれまでのもの

せっかくなので23年夏のものもさっと振り返ってみます

●23年夏●

『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』ガブリエル・ゼヴィン (著), 池田 真紀子 (翻訳)

サムとセイディという二人がゲーム開発に取り組み、ゲーム界の寵児になっていくという物語。特にゲーマーではないというゲイツもパートナーシップの複雑さに自分の過去を思ったようです。ちなみに著者は『書店員フィクリーのものがたり』の著者

『Born in Blackness』ハワード・フレンチ

未邦訳のノンフィクション。アフリカの歴史を追い、それらが西洋においていかに誤解されてきたか…ということについて考えさせられたようです。

●23年冬

『細胞‐生命と医療の年代記‐ 上 ・下』シッダールタ・ムカジー (著), 田中 文 (翻訳)

誰もがいつかは病気になる。その時になにが起きているかを理解し、楽観的になるためには細胞について知っておくべきことが役立つ。とゲイツはいっています。ムカジーへの絶賛に満ちたコメントでオススメされていました。
『がん』『遺伝子』に続く最新作はちょうど年明けの1月末邦訳予定!

『Not the End of the World』

環境活動家、ハンナ・リッチーの著作。もともとは人類の悲劇的な時代の到来を考えていた彼女でしたが、データを見始めてそうではないことに気づいたのだそう。気候変動に関する絶望的なシナリオをデータをもとに否定しているという本。気候変動についての充分な情報を求める人はこの本を読むべきと書いています。こちら米国でも未発売とのこと。

『Invention and Innovation: A Brief History of Hype and Failure』バーツラフ・シュミル

またもや選ばれたバーツラフ・シュミル!人類史上最も革新的な時代に生きているのだろうか?という問いにシュミルはそうではない、と主張しています。技術的な停滞と進歩の鈍化が見える、と。
未来についての見方はゲイツとは違うようですが、過去を説明することにおいてシュミルの右に出るものはいない、と絶賛。

この他、ティモシー・テイラーによるオンラインの経済学講義や休日のプレイリストなど、今年の夏以降のオススメはバラエティに富んだものになっています。


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