納得の仕方

ふたりはこういう『納得の仕方』を選んだのだ。
(中略)
ここまできたら、それぞれが信じたいものを信じ、自分なりの方法でそのときを迎えるしかない。他人から見て納得できる、できないは関係ない。
生き方も、死に方も、それぞれの胸のうちだ。

『滅びの前のシャングリラ』p320

作家・凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』の中で印象的だった言葉。

この小説自体は地球滅亡の日を前にした人生劇場なんだけれど、うつと共に生きている私としては、1ヶ月後に自分はいないかもしれないという世界は妙な親近感を覚えました。

人と主張が異なったときに落とし所を探るように、理想と現実にギャップがあるとき、自分なりの落とし所を見つけることは生き延びるための方法としては有効のような気がしました。

理想と現実しかり
絶望と希望しかり。

って、それが難しいんですけどね。

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