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「極刑の濡れ衣」の解説

概要

久しぶりに作曲ができたので、解説しようと思います。

今回のタイトルは「極刑の濡れ衣」、英訳では「False charge of death penalty」です。ケチャップ王国のサブストーリー「お茶の子さいさい女子」で登場する芽衣の逃走テーマという扱いになります。

芽衣は不都合なことで指名手配をされ、学校に強行突入してくることもしばしばあります。原因は、魔法ライセンスに該当しない魔法を兼ね備えていて、ケチャップ王国全体に張り巡らされている防魔壁が動作しなくなるため。この辺りは小説でも書いていない点なんですけどね。(書け)

ジャンルがごちゃ混ぜであるため、テクノやゲームミュージックと扱うのが適切でしょう。音圧でいえばハードコアだったり、リズムはトランスだったり、173BPMでなかなかのハイスピードだったり。音ゲーに毒されてない?

SoundCloud

楽器パート

音源はVengeance Avengerです。大半がプリセットですが、一部の音源は波形をいじって作っています。

・Lead - LD Who Needs a JP
使い勝手のいいリード音源。
・Razer Lead - TG Sharp Razor Lead
後半のメロディーで用いられる。Fuzzをアルペジオで刻んでいる。
・VoicySpikeLead
Flutevoxという波形とアルペジオの矩形波を組み合わせたもの。
・Beat - SQ Classic Dance 2
表拍子で小さく鳴っているやつ。
・Chord - SQ Trance Hero Sq 1
ベースとシーケンスとキックの入ったもの。リードはミュートにしている。
これひとつで曲としてそれなりに仕上がってしまう。(チートやん)
・Drum - Trance2
シーケンスのキックを修飾するようにドラムを構築。
・FX Rising Capone
イントロからぶわーんと上がっていくやつ。
・FX Sine Propeller
フィルインで用いられる「ぶわんぶわん」するやつ。
・inSequence - (ステムしたために元音源が分からなくなった)
フィルインで「デデデン デデデン デデデン」するやつ。
・PTT Square
無線機で「ピピポ」となるやつ。
・PTT Noise
無線機のノイズ。
・Voice
(自分の声でも良かったのだが、やはり録音環境がないということで)
今回はゆっくりボイス(棒読みちゃん)を使って喋らせている。
無線機らしさを出すため、iZotope VinylでWEARノイズを増やしている。
さらに、Pedalboardから、BIGFUZZとFATを用いて、わざと声を歪ませて聞き取りづらくしている。理由はゆっくりボイスと通話内容を誤魔化すため。

使用プラグインは上記で説明した以外のプラグインは「裏と表の空間で」と同じために省略。

曲調の補足

いきなり慌ただしい感じでスタート。BPMが173となかなか速い。リードをEQ(説明いらないよね)でローパスを少しずつ高くしている。

無線機(PTT - Push to Talk)による効果音を付け、声をパン振りすることで、会話をしている雰囲気を作っている。声質も一応変えてはいるのだが。

そこからはライズアップさせてドロップへ。

激しいリードとスピーディーで軽快なリズム、そこから長めのループ。追跡の雰囲気を表現している。実はループが飽きるからと、後半にアルペジオを付けていたのだが、それはそれで邪魔だと思って消している。

そして後半はおまけ。

無線機のやりとり

メンバーはケチャップ王国の防衛省らしき2人。日本や諸外国の防衛省とは色々と異なっていることを留意してもらいたい。ここでは、お茶の子さいさい女子に登場する『今井芽衣』が、ターゲットとして狙われているところ。

彼女はひらめき部のメンバーでありながら、国内最大の犯罪組織幹部の娘であり、幾度も危険な目に遭っている。しかし、親が犯罪組織幹部だったこともあって、微弱ながらも魔力を持ち合わせていたことで、神がかった逃走スキルを手に入れ、敵に捕まったことは一度もない。

ただ捕まるまで今日も狙われる。捕まるか、命を奪われるか、そんなサバイバルを繰り広げている。

A「こちら防衛班。データベースに該当しない魔法タイプを鏡灯学院より検知。これより強行突入を行う」
B「了解。女性だろうと容赦するな」
A「了解」

犯罪組織で用いられていた魔法は魔法ライセンスから外れる、いわば違法な魔法であり、芽衣はそれを受け継いでしまっていた。自首をすると違法魔法の罪で、少なくとも禁錮刑、最悪の場合は極刑となる。身内が犯罪組織(反政府組織)で、反逆罪を悪用されて壊滅した今、数少ない生存者として捕まるわけにはいかなかった。

防衛班は躊躇うことなく鏡灯学院に突入。だが、この頃には芽衣は行方をくらましていた。

しばらくして防衛班は撤退することとなる。

A「魔力を検知できない。……見失ったようだ」
B「了解。もう上がっていい。我々では到底捕まえられない」
A「了解。……折角レイティガまで来たわけだ。温泉にでも浸かって帰るとするか」
B「馬鹿を言うな。任務中だ」
A「はいよ」

防衛班はかれこれ5年近く芽衣を追跡しているが、まったく捕まえられる様子がなく、上からの命令があるからこそ行動しているが、下っ端からすれば無理難題であって諦めムードだった。レイティガには霊迷坂と同じように温泉街として有名であるため、任務中であっても冗談で「温泉に行きたい」とつぶやいた。

これが無線機のやりとりで隠されている内容である。

個人的な感想として

上での文章が長かったために簡潔に。

久しぶりに作曲ができて、とりあえずひと安心といったところです。LET IT DIEを1週間近く遊んでいて、ようやく進みづらくなって落ち着いてきたため、創作をする余裕が生まれてきました。

まあ、なかなかいい具合に作れたため、これからも作っていければと考えています。どうしても小説やイラストがおざなりになってしまうため、そこも気力次第にはなりますが、やっていければと思います。

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