自業自得って言葉、嫌いなのよ
心鏡の湖です。今日はちょっとした言葉の綾について。
中学時代に嫌いだった人から言われた「自業自得」という言葉。なんか嫌いだなあと思い、つい最近も「自業自得」という言葉を見かけました。すごい悪意のある言葉だと感じたことはありませんか? 実際、悪意のある言葉なんですよ、これ。
こういう意味になっています。
類語に「因果応報」、最近では「ブーメラン」とも言いますよね。本来は良い行為(善行)に関しても使われる言葉です。ですが、自業自得という言葉が用いられるときは、もっぱら、悪い行為の報いを受けたときに用いられることが大半です。そのため、自業自得や因果応報と聞くと、悪い印象を受けやすいのです。客観的に言われたつもりでも、主観が混ざっているような気がして不快感があるんですね。
愛語の観点からいえば、自業自得という言葉を相手に発言するのは適切ではありません。慈しみの心があるならば、思っても口に出すべきではありませんし、教え諭すにしても、自業自得という言葉を用いず、「自業自得といえる事象」を述べるだけに留めたいものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?