見出し画像

愛の不時着

先日、二度目の視聴をした。配信されてすぐ見たので、二年ぶりだった。そして前回同様、暇を見つけては(と言い訳の中で)3日間で見終わった。

けっこう忘れていること、見落としていたこともあった。スイスのシーンが記憶より多かった。(スイス・シグリスヴィル 吊り橋の写真をアイキャッチにしてみた)

このドラマ、自分にとってのポイントは以下のとおり。
ヒョンビン演じる主人公の大尉の部下たち
カメオ出演
北朝鮮の村の暮らし
大尉の部下たちは、一人を除いてこの作品がメジャーデビューのようだ。それぞれ個性があっていい役どころで、韓ドラ大好きの彼の知識が南(韓国)での常識のように思うシーンは笑った。「南(韓国)では、記憶喪失やタイムスリップが日常茶飯事のようだ」と真顔で説明するなど。
カメオ出演も楽しみのひとつ。ネタバレになるから言えないが、後からでもそのカメオ出演の人のドラマを見るとよいのでは。
北朝鮮の村が舞台になるが、停電や盗聴などの監視体制、食べ物や日用品など脱北者の意見が反映されているようで、リアルに思える。

同じ民族であり、もともと同じ国であった北と南。南はいろいろと危機があったり、今も多くの問題を抱えたりしているが、繁栄している国の方の部類だろう。北はこのドラマを見る限り、非常に貧しい国だ。常識、風習、道徳観を含めて、日本では祖父母の時代のようにも思える。その時期の日本のようにこれから経済成長していくのならよいが、リーダーとその体制がある限り、それは期待できそうもない。

感染症拡大で、北の市民は相当苦しんでいるのは想像に難くない。簡単に統一とはいかないだろうが、このドラマに詐欺師のセリフだが、これからの市場開放や産物に大きなチャンスがあるというようなことがあった。
農水産物、鉱産物、公共工事、ビルや住宅建設など大きな市場はそこにある。外資を呼び込み、雇用を増やし、貿易を推進することや、手つかずの自然を活かした観光などで、北には可能性がたくさんあると思う。
核で世界に名を連ねるのではなく、経済面で世界にまともに仲間入りする選択をリーダーはすべきと思う。

ちなみに、北では南のドラマなどを見ると罰せられるが、特にこの愛の不時着は罰が重いのだそうだ。軍隊や政治の腐敗的な表現があるが、それだけ実態に近いということか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?