お薬日記 1日目

6月1日  水曜日

昨日、学校を休んで病院に行ってきた。
おすすめされた心療内科は遠いからやめた
近くにある、精神科に行っていつもの先生と話した。
右耳が聞こえなくなること、過敏性腸症候群で
お腹が耐えれないくらい痛くなること
ナルコレプシーで授業中死ぬほど眠くなること
勇気を持って全部話した。
先生はいつもよりニコニコしていた。僕のすべてを見透かされているようでとても怖かった。

「もう、お薬で対処するしかないですね」
「前みたいにODしないでくださいよ」

たくさん釘を打たれた。
苦笑いしか出来なかった  明日学校だテスト期間だって追い詰められた時に躁状態になって頑張るためにODをしてしまう自分を責めた。

「久しぶりだね、3ヶ月ぶり?かな」 
「最近どう?友達とはあれから大丈夫?」
「リストカットはしてない?」

先生はキーボードを打つ手を止めてまっすぐ私の目を見て話してくれた。
私は人の目を見て話せない。

「右耳が、、、聞こえません。」
「授業中、我慢出来ないくらい眠くなります」
「リストカットが出来ないので腕を掻きむしっち      ゃいます。」
「夜早く寝てもねむれません」

話してたらいつの間にか泣いていた。
どうしてか分からないけど、我慢していた糸が
プツリと切れてしまった気がした。
教室に入りたくないと行った
放課中はずっとトイレに閉じこもって、過呼吸になっていることも伝えた。
先生との個室で赤子のようにわんわん泣いた。
先生は黙って私の目だけを見ていた気がする

「そっか、ストレスだと思うよ」
「○○さんのような年齢は一番ストレスを抱え込む時期だからね」
「授業中眠いって言うのは、○○さんが休まないから脳がシャットダウンしているんだよ」
「入院した方がいいけど、出席日数気になるなら初めは薬で対処しようか」

優しく言ってくれた。嬉しかった
お母さんに言っても、そんなの気力で治せる
甘えてるだけって簡単にあしらわれて終わる。
先生はうんうんって頷いてくれた。

「じゃあ、気分が落ち込んだり上がったりするのを落ち着かせるお薬出しとくからそれで様子見しようね。」

1時間半で診療は終わった。
お母さん呼んできてと言われたからお母さんが
先生の部屋に入っていった。
何を話したかは分からない。

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