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初めての授業参観に向けて

こんにちは,HARuです。今日は「4月の授業参観で教員が意識した方がいいポイント,保護者の方が見る際のポイント」についてのお話。

新しい学年になり,そろそろ授業参観を実施する学校も増えているのではないでしょうか。
ただ,分散型であったり,オンラインを活用しての参観であったり普段とは違う参観方法かもしれませんが。
そこで,今日は,保護者の方が新しい担任の先生(多分,年度当初は担任が授業をすることが多いと思うのですが💦)に関してどんな部分をポイントに見ればいいか,また授業者の担任としてどんなポイントを意識して授業をしているかについてお話していきます。

では,いってみましょう!

授業参観は緊張する

多くの先生は,自分の授業を見られることが苦手です。
日常でも,お互いに積極的に授業参観することは少ないのです。
なぜなら,単純に時間が無いから💦参観したい先生はいらっしゃっても,それを見ると自分の仕事が間に合わないという現状があります。
そうなると,結局,自分の授業を参観されるのは,年に数回。
・授業参観
・〇〇訪問(指導主事の方々が来校して授業に関して指導する)

この2パターンくらいしかありません。
もちろん,授業参観や〇〇参観が年間複数回ある場合もありますが,
せいぜい年4〜5回程度しか,自分の授業を公開することは無いのです。
ちなみに,1年間でどれくらい授業をしているかというと,教科にもよりますが,50時間以上はどの教科も授業をしていることと思います。
多い教科だと年間140時間。
その中の4〜5回しか人に見られる機会がないのですから,それは緊張します😅

授業参観における授業のポイント(教師編)

さて,というわけで,あまり見られることに慣れていない教師ですが,
年度初めの授業参観はほとんどの学校で必ず実施されます。
多くの学校のねらいとしては
・新しい担任の顔見せ
・先生方の授業公開により子どもたちの日常を見せる
・保護者の方との顔合わせ

あたりが多いかと思われます。
では,授業参観時の授業で私たち教師が気をつけた方がいいポイントはなんでしょうか。
最大のポイントは

子どもたちが楽しそうに授業を受けている(学んでいる)こと

だと思います。
もちろん,中には
「私は普段の姿を見てもらうために,普段通りの授業を実施する」
という方もいらっしゃいますが,
少なくとも若手のうちは,授業参観では授業参観用の授業をするべきだと思います。
こういう言い方をすると,
「普段の授業には手を抜いて,人が観に来るから力を入れるのか!」
「保護者は授業参観用の授業を見るためにわざわざ学校に来るんじゃない!」
というご意見が出るかと思いますが,
授業参観用の授業をすることが普段の授業に手を抜いていることにはつながりません。
子どもたちは普段の授業と様子が違うことや先生の様子の変化に敏感です。
授業参観用の授業をしたところで,その時だけ,子どもたちが熱心に取り組んだり楽しく取り組んだりすることはありえません。
普段の授業や学校生活で信頼関係ができているからこそ,参観用の授業を行うと子どもたちがより楽しそうに学ぶ姿が観られるのです。

ちなみに,これは出来ればでいいのですが
可能なら

親御さんも巻き込んだ授業にする

と,子どもも保護者の方も飽きずに取り組むことができます。
私個人としては,子どもたちの話し合いの場面で,
保護者の方にも聞いてきていいよと言ったり
保護者の方もお子さんの隣に行って相談に乗ってあげてくださいと促したりと
結構な割合で,保護者の方にご参加いただいております😅


授業参観における参観のポイント(保護者編)

そもそも学校の教師が保護者の方に,このポイントを意識して参観してくださいというのも変な感じがしますが,せっかくの授業参観,どんなポイントを見ればその先生の授業の良し悪しの判断につながるのかをお伝えしておきます。
ただし,その1回の授業で先生の全てを判断することだけはやめていただけると大変ありがたく存じます。
教師も人間ですので,よりにもよって授業参観の授業の1回がうまくいかないこともあります。
ですので,教師の人となりをご判断いただく際は,お子様とよく学校の様子をお話になり,どんな教師が担任をしているのかご確認いただければ幸いです。

それを踏まえた上での参観の際のポイントですが
・子どもたちの表情を見る
・クラスの雰囲気を見る
・教師が教えない=良くない授業ではない(世代間ギャップがあることを自覚する)
この3つの視点を持っていると良いかと思います。

・子どもたちの表情を見る

参観に行ってやりがちなのが,教室の後ろから教師が話している様子を見ることです。そのお気持ちもわかりますが,可能ならば,前の扉あたりから子どもたちの表情を見てみましょう。
楽しく生き生きと活動している様子が見られるかと思います。
教室の後ろで教師の説明を聞いていても飽きてしまうかと思いますので,
ぜひ教室の前のあたりから子どもたちの表情を見ることを意識してみてください。

・クラスの雰囲気を見る

先生が発言した際,他の子どもの発言の際の雰囲気を観察してみてください。
多くの場合は,温かく迎える雰囲気があると思います。
あとは,グループなどでの話し合いの際に子どもたちは真剣に,楽しく課題に向き合っているかなども雰囲気を把握するのに役立つと思います。

・教師が教えない授業も増えている

私自身もそうですが,自分の受けてきた授業と現在の子どもたちが受けている授業はかなり変わっています。
現在は,教師の話す時間はできるだけ少ない方が良いとされ,教師が一方的に話をするような授業展開は少なくなってきています。
それでも,もちろん,まだ知識を教えなければいけない場面も多くありますので,一斉授業の形で授業参観を行うこともあるでしょう。
しかし,多くはグループでの話し合いやペア活動など他者との交流の場面が多くなっていると思います。
先生がしっかり説明しないからダメな授業だ!
という認識だけは,今は少し違うことをご理解いただき,参観していただけると幸いです。

さて,今日は授業参観の教師と保護者,両者のポイントを書きました。
学校の教育活動は,子どもたちにとって大きな役割を持ちます。
しかし,それ以上に,子どもたちを育んでいくためには,保護者の方の協力が欠かせません。
学校と保護者,両者が手を取り合って,一人一人の子どもたちがのびのびと成長できる。
そんな場を作ることが私の目標の1つでもあります。

お詫び

更新時刻が遅くなってしまいました。ご心配,ご迷惑おかけして申し訳ありません。


どうしても年度当初は時間がうまく作れないことがあります。
本当に申し訳ありません。
懲りずに今後も応援していただけると大変ありがたく存じます。
今後もよろしくお願いします🙇‍♂️

ここまでお読みいただきありがとうございました。
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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。
それではまた😊

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