2011年4月8日（大きい余震の翌日）

午前から午後にかけて、一階のオープン図書の本を書棚に戻した。
並べているのではない。
とりあえず、書棚に入れているだけだ。
これが終わると、またイチから並べ変えなければならない。

一階のオープン図書、一階の書庫、二階の書庫。
本は新しいものがオープン図書にあって、古くなると書庫に入る。
一階の書庫、二階の書庫に別れて、本がしまわれている。
お客様が古い本を読みたい場合、書庫にある本を出すことを希望できる。
カウンターでご希望を承って、書庫から本を出すのだ。

唯野と浅海が並べ替えていたのは二階の書庫。
最も古いものや貴重本もある。
たいてい　古い本は閲覧は出来ても禁退出となっており、あまりに重要な本だと貸し出しは不可になっていることがある。

本来、書庫の本は、昔のことを調べるには良い資料だが、今・現在のことが知りたい、今はどうなっているのか？などの場合、タイムリーな情報は得られないことが多い。
全ては、日進月歩で変化してゆくからだ。

現在必要としているものは、少しでも新しいものを選ぶ。
昔のことを調べたい時は、書庫の本を出してもうよう依頼する。
どの図書館でも、本を選ぶ時の基本である。

２０１１年６月２１日（火）
続く

エンドレスヒールⅡ-3.11　＃21あさみの場合

私は泣いていない。理屈で理解しても、感情では納得していない。
私はもう一生、大丈夫にもならないし、落ち着くこともないだろう。

次回　エンドレスヒールⅡ　＃22はこちらから
https://note.com/mizukiasuka/n/n323b970f9a2f

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