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エンドレスヒールⅡ-3.11 #31あさみの場合

2011年4月31日

10時。

時間前から並んでいた お客様が堰を切ったように押し寄せた。
そして、あっという間に カウンターの前は人が並んだ。
二つ開けていたカウンターが、次々使いで開けられ、最終的に四つ開けられた。

返却する方、その同じ本をもう一度借りる方、返却本・貸し出し本・両方を持って来られる方、予約していた本を取りに来られた方、予約していく方。
カウンターは、単純な返却・貸し出しだけではなく、様々なニーズに答えられるようになっている。

「書庫の本を・・・」

来た!

書庫は一階と2階にある。
本の番号によって、区切られている。
一階の書庫の本なら、浅海達一階の書庫担当の者が本を探してくる。

一階と二階の本のご希望伝票は、ひっきりなしに出始め、止まらない。
また、返却された本は、各書庫とオープン書庫に分けられるが、仕訳をする台に、本がどんどん重なってゆく。

いつの間にか、職員さん達も総出で対応している。
一階の書庫担当だが、違う部署の人たちまで手伝いに来てくれて、いつの間にか

誰が本を整理して、誰が本を並べて、誰が書庫の本の希望表を受け取って取りに行ってくれているのか、
全く、わからない状態だった、

このような表現は、今回の震災のことを考えると不適切かもしれない。
しかし、その 切れない人の波は、 まるで津波のようにカウンターに押し寄せてくるのだ。

カウンターの後ろで走り回りながら、まさにてんてこまいの状態だった。

2011年7月1日(金)
続く
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これから仕事以外の休みの日が、すべて予定が入り、7月半ばくらいまで多忙です。
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今日で31話 です。
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いつも ありがとうございますm(u_u)m
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上記、当時の文章のまま

エンドレスヒールⅡ-3.11 #31あさみの場合

※当時のまま残します。
今から、ほんとうに12年前ですね

私は泣いていない。理屈で理解しても、感情では納得していない。
私はもう一生、大丈夫にもならないし、落ち着くこともないだろう

次回 エンドレスヒールⅡ #32はこちらから
https://note.com/mizukiasuka/n/n1a1db897b700

前回 エンドレスヒールⅡ #30は こちらから
https://note.com/mizukiasuka/n/n7f3daba57091


②エンドレスヒールⅡ あさみの場合 最初からはこちらから
https://note.com/mizukiasuka/n/n799a32079029

①エンドレスヒールⅠ 和美の場合 を最初から、まとめて読めるマガジンは、こちらから
https://note.com/mizukiasuka/m/m3589ceb09921

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