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君が空を翔んだ日(詩)

君は昨日空を翔んだのを覚えているかい?
両手を大きく広げて、頭の向きで方向を調節して
君は笑顔で空を翔んでいたっけ

それなのに
どうして今の君はそんなに悲しい目をしているの?
空はまだなくなったわけじゃないし
君の両手だってまだ羽ばたけるはずなのに

いつからか君は下しか見なくなったね
何がそうさせたのかは君にもわからないんだろうね?

もう一度顔を上げてごらんよ
空はまだ君を待っているから
君と空気抵抗するのを楽しみに待っているから

さあ、両手を広げて羽ばたいてみて
地面から足が離れ、君は宙に浮いていく
どこまでもどこまでも羽ばたいて
空から下を見てごらんよ
さっきまで見ていた君の地面なんか
ちっぽけなものだってわかるだろう?
地球なんてちっぽけだってわかるだろう?

ほら、君に笑顔が戻ってきたね
君は地球なんかよりよっぽど大きいことに気づいたんだよ
だから、もう泣かないで生きていけるね?

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